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読書備忘録

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2023年6月の記事一覧

最近読んだ本のことなど

こんにちは。今日の最高気温予想が32度です。梅雨は明けていませんが、もう真夏ですね、この気温だと。 さてこの1週間でこちらの2作品を読みました。 最近なかなかこれはという本に巡り合いません。夫曰く、あまりに早く読み過ぎるからだと。確かにそうかもしれないなとも思いますが、やはり世相に沿ったストーリー構想が多いからではないかと感じます。上記2作品もそう感じました。決して悪くはないのです。後々残る作品はそういうものを超えた、時代に左右されない普遍な作品のように思えます。 午後

特殊設定リーガルミステリー

こんにちは。午前中からお天気情報で雷雨になるとメールなどもくるので、急いで午前中に用事を済ませてきました。 さて連日ですが、ミステリーを読み終えたので、感想を書かせていただきます。 読んだ作品の紹介 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 発売日 ‏ : ‎ 2023年4月24日 単行本 ‏ : ‎ 368ページ この作品を選んだ理由 『法廷遊戯』が映画化され注目を集める現役弁護士作家の特殊設定リーガルミステリーということで、期待して読みました。 私が「法廷遊戯」を読んだ時

連続して絡み合う絶妙な伏線

おはようございます。窓を開け放っていたため、雨音に早朝から目が覚め、早起きできました。 エッセイを連続して読んだ後、今度はミステリーを読んでいます。 昨夜はこのミステリーを読み終えました。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ 講談社 発売日 ‏ : ‎ 1997年5月14日  文庫 ‏ : ‎ 314ページ 私は図書館にあった1994年に発行された双葉社が発行した単行本を読みました。今はこの講談社文庫しか手に入らないようです。 この本を選んだ理由 まちの広報の図書

今読んでいる本

昨日母の転居でそれぞれの担当者にお話を伺ったせいかとても疲れて、夕方に少し横になったのに夜も早めに寝てしまいました。 こういう疲れた時はエッセイがいいと思い、少しづつ2冊のエッセイを並行して読んでいます。どちらも短い文章が収められています。他にも図書館から借りてきていますが、今日もこの本たちを読み進めたいと考えています。 #シニア #いなか暮らし #今日のつぶやき #毎日note #今の気分 #ゴンちゃん

生命の輝きと歴史の息吹が交錯する

こんばんは。いつもと違う時間に更新です。一日バタバタしたせいですが、皆さんにとってはこれが普通なのかもなと思ったりします。 今日は読んだ本の感想です。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 発売日 ‏ : ‎ 2022年9月29日 単行本 ‏ : ‎ 320ページ この本を読んだ理由 私の住むいなか町同様の石見銀山という山里深い田舎が舞台の直木賞受賞作品だったからです。 あらすじ 感想 作中ではウメが自身の力で生き抜くために奮闘し、困難に立ち向かう姿が

自分のアイデンティティを大切にする女性たち

こんにちは。昨日の母の面会で一息ついたと思ったら、特別老人施設(旧老人ホーム)の方から急遽空きが出たので、入居してほしいと朝一番に連絡がありました。 今いる老人保健施設にも特別老人施設が併設されているのですが、特別老人施設はいつ空きが出るかわからないと聞いていたので、本当にびっくり、明日正式に入居の申し込みをしに行き、来週月曜日には移ることが決まりました。 母がくも膜下手術でお世話になった病院の近くの施設なのでその点は安心ですが、また施設を動くので本人がまた慣れるのに苦労

作家の執念と意志の強さで込められた最期の言葉

こんにちは。6月最初の土曜日、いかがお過ごしですか?台風による大雨が各地を襲いましたが、被害に遭われて皆様にお見舞い申し上げます。 さて今日は山本文緒さんの最後の著書を紹介したいと思います。 この作品を選んだ理由 私自身、胆管に石を持っており、毎年人間ドックで検査してもらっているのですが、父を癌で亡くし、母が認知症となった今、著者が亡くなる前に書かれた日記が、今の自分に意味があるような気がして手に取りました。 読んだ作品の紹介 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 発売日

奇妙で美しい世界への誘い

こんにちは。台風の影響で風が強かったのですが、これからまた雨の予報です。大きな被害が出ないことを祈るばかりです。 さてやっと今日は本の感想をお伝えします。 読んだ本の紹介 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 発売日 ‏ : ‎ 2020年3月10日 文庫 ‏ : ‎ 228ページ この本を選んだ理由 吉田篤弘さんの大人のための短編集という紹介に惹かれて電子書籍を購入しました。 あらすじ 感想 この短編集は、普通の日常に潜む不思議さやユーモアが満載です。 作品紹介