貧富の差が激しくなりそうな今後、パトロン的な人って必要なのでは、と、noteのサポートと投げ銭

昔、バーテンダー修行をしていた頃、年輩のお金持ちのお客様に「林くん、この後、終わったら、飲みに行こうよ」と誘われて、二人で飲みに行ったことがありました。

たぶんそのとき、その方、僕が働いていたバーに来た時点で、もう3件目とか4件目って感じの酔い方でした。

で、お店を出て、その方がオススメの新しいバーにタクシーに乗って行きました。

するとまだ若いマスターがやっている開店したばかりのバーでして、「林くん、何か勉強になるようなカクテル注文したら」というので、ちょっと難しいカクテルを意識的に注文しました。

で、もうそのお金持ちの方はほとんど飲めなくなっているので、その若いマスターに「何か最近作ったオリジナルカクテル、ふたつくらい作って」って感じで注文して、一口試し飲みしたら、「美味しい!」とか言って、残りは僕やそのマスターや他のバーテンダーさんに飲ませたりしていました。

そんなことをして、30分くらい経ったら「じゃあ、お会計」って言って、結構注文したから「2万円弱」をサラッと支払って、またタクシーに乗って違うバーに行き、同じようなことをして、「お開き」ということになりました。

その時、「ああ、こういうお金がすごくあって、女性とかには使う気はなくて、若いバーテンダーを応援しようって気持ちのタニマチ的な人って、こうやってお金を使うんだ」って感心したことがありました。

もうその方としては、「東京に良いバーが増える」のとか、「僕を含め、普段はお金があまりないから高いバーには行けないけど、でも色々と試したいという修行中のバーテンダーを、お客側として経験させたい」とかっていうところに「お金を投資する」のが好きなんだろうなと思いました。

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あるいはこんな話も聞いたことがあります。

ある高級住宅街のフレンチレストランなのですが、あるお金持ちのご夫婦が普通に「晩ご飯を食べに」来店するらしいんですね。

で、ソムリエさんに「何か飲んでみたいワインある?」って言うらしいんです。

そしたら、ソムリエさんが「シャンボール・ミュジニーの89年を飲んでみたいです」って答えますよね。

すると「じゃあ、それ」って言ってくれて、そのご夫婦、そのシャンボール・ミュジニーを半分くらい飲んだら、「後はみんなでどうぞ」って言うらしいんです。

まあ、とにかくお金はあるし、海外の三つ星レストランなんかも普通によく行ってるわけで、自宅の近所のレストランで、「すごく良いなあ、彼らソムリエさんやシェフに、もっと良い経験してほしいなあ」というつもりで、「飲みたいワインある?」というわけなんです。

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ところで昔のクラシックの作曲家って、パトロンがいたわけですよね。

例えばモーツァルトも、曲を作ってそれを録音して、CDにしたり配信にしたりしてお金をもらっていたわけではなくて、貴族に「いやあ、モーツァルトくんは良い曲を作るねえ」とか言われて、貴族からお金をたくさんもらってたわけですよね。

やっぱりそういう文化も「あり」だなあと思ってまして。

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たぶん、これから貧富の差がどんどん激しくなりますよね。

お金を持っている方、「良いバーや、良いレストランや、良い音楽家」を育てようという気持ちで、お金を使うという「感覚」がもっと浸透すれば良いのになって思うんです。

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で、このnoteですが、いつも投げ銭、サポートありがとうございます。

あ、この方、わざわざ僕に投げ銭するために、noteのアカウント作ったんだって方もいて、ほんとありがたいです。

やっぱり「お金」はすごいです。お金はこれ以上のものはないくらい、すごいメッセージだと思います。

僕も「お、これは良いなあ。力作だなあ」と感じたら、100円とかですがサポートしたいなあと思っているのですが、やっぱりどうも出来ないこともありまして、だからこそ、いつも投げ銭、サポートしていただける方、とても嬉しいです。

ある方は「週に一回誰かに100円サポートする」と決めているそうです。確かに決めてしまえばサポートもしやすいですよね。

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ちなみにnoteで作品を発表されている方、僕みたいに「投げ銭お願いします」と書くと、サポートする方もやりやすいようです。オススメします。

僕の場合、投げ銭だけでたぶん20万円以上はいってます。

というわけで、noteのサポート制度、良いシステムだなあと思うので、これからたまに使うかもしれないので、びっくりしたりしないでくださいね。

#コラム

色んな質問に答えた本が出来ました。『ちょっと困っている貴女へ バーのマスターからの47の返信』 https://goo.gl/dZ32IW 立ち読みできます!https://goo.gl/Q6mRvL

bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「妻に妊娠7ヶ月と言われ」です。

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貧富の差が激しくなりそうな今後、パトロン的な人って必要なのでは、と、noteのサポートと投げ銭

林伸次

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渋谷でボサノヴァとワインのバーをやってます。http://www.barbossa.com/  『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。』https://goo.gl/u2Guu1 韓国人ジノンさんとのブログhttps://goo.gl/B9MH6n