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兄のことと、10月4日の日記

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#私小説

というわけで兄のことも。

兄は僕の3歳年上で、1966年、丙午の年に生まれている。この丙午というのは、60年に1回くるそうで、その年に生まれた女性は結婚が遅れると迷信があり、その年の出生数はすごく少なくなる。

以前、話した父方の祖母もこの丙午の年1906年の生まれらしく、この丙午の呪いの話は僕は小さい頃に何度も聞いているのだけど、有名な話なのだろうか。今度は2026年にその丙午がやってくることになるのだけど、その年はやっぱり出生数は落ちるのだろうか。

僕の中の兄のイメージをひとことでいうと、「顔が整っている」今風に言うとイケメンだ。このことは僕が小さい頃、母が兄の顔をほめて、僕の顔をけなした時に知った。ああ、そういうことなんだなあと気が付いた。

兄は勉強はできるし、スポーツもそこそこできるし、絵も上手いし、リーダーシップもあるし、冗談も面白いし、機械系も強い。まあ何でもこなせる人なのだけど、今から思うと、どんなことでも簡単に80点までとれて、90点まで努力したらその後は飽きたりやめたりするタイプなんだと思う。

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