「どうすればミュージシャンや作家になれるのか」を西崎憲さんに聞くトークショーをします
翻訳家/作家/歌人/作曲家の西崎憲さんがあるとき、「自慢ではないが私は人の50倍くらい負けた経験があるのですよ」というツイートをしました。西崎さんのウイキペディアを見てみましょう。
西崎さんは青森の高校を卒業後、ミュージシャンを目指して上京しました。そしてその上京してから12年後の1985年にうしろゆびさされ組の曲で作曲家デビューとあります。なるほど色んなことがあったんだな、と想像できますよね。そしてそれから17年後の2002年に日本ファンタジーノベル賞を受賞して作家としてデビューしました。
西崎さん本人に聞いたところによると、小説は公募で2回落選していて、3回目に受賞したということでした。ちょっと想像してもらえますか? 原稿料の発生しない長い長い小説をひとりでこつこつと書いて、一度落ちて、さらにまた原稿料の発生しない長い長い小説をまたひとりでこつこつと書いて、もう一度落ちて、そしてさらにもう一回小説を書くということを。
その後、西崎さんはご存知のように、文学界で大活躍し、2015年、第一回日本翻訳大賞を創設して、みずから選考委員になっています。
最近は『たべるのがおそい』という文学ムックを編集したり、ギターリストで参加しているスイスカメラというバンドの1stCDもご自身のレーベルから発売されたばかりです。
そんな西崎さんに、若い頃の「負けた話」なんかをうかがって、その後、どうやって今のようなところまで上り詰めたのかという話を聞いてみたいなあと常々、思ってたんですね。
それで、11月27日の日曜日、渋谷のHMV&BOOKS TOKYOで西崎さんと「トークショー」で、そんな「どうすれば人はミュージシャンや作家になれるのか、才能って何なのか」みたいな話をうかがいます。
このトークショーは僕が選曲したCD『Happiness Played In The Bar -バーで聴く幸せ- compiled by bar bossa』の発売記念でして、このCDは『バーのマスターは「おかわり」をすすめない』のサントラCDにもなっていますので、その本もからめてのトークショーとなります。
で、「CDと本の話を出来る人って誰だろう?」と考えて、西崎さんしかいないと思って、お忙しいところお願いしてしまいました。
CDや本がなくなるかも、なんて囁かれている今、そんな話も出来たらなと思っています。
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あなたはミュージシャンや作家になろうと思ったことはありますか?
どうすればミュージシャンや作家になれるんでしょうか? やっぱり才能って関係あるのでしょうか?
西崎さんが翻訳家になるきっかけは、「自分が好きな翻訳本を出している編集者に手紙を出した」という有名な話もあります。(ちなみに西崎さんは外国に行ったことがありません)
いつか自分だけの作品を作って、この世界に残したいと夢見ている人、たくさんいると思います。
そんな夢をまだくすぶらせている方、そしてもちろん、そんな才能をこの世界に紹介したいと思っている音楽関係者や出版関係者やメディア関係者の方、是非、ご来場をお待ちしております。
ちなみに入場は無料ですが、HMVさんから、「本とCDの売り上げをなんとか確保したいので、サイン会をトークショー後にしましょう」と提案がありました。すいません、夢の話をした後でお金の話をしてしまって、なんだか大人っぽくて申し訳ないのですが、HMVの山本さんには昔から色々とお世話になっていまして、僕の本とかCDとか、西崎さんの本とかCDとかをHMVで当日買っていただけると山本さんがすごく助かるし、休日出勤で来ているレコード会社の人や出版社の人も助かります。それではよろしくお願いいたします。
詳細はこちらです。→ http://www.hmv.co.jp/st/event/26839/
飲食店って本当に面白いなあって感じの本を出しました。『バーのマスターは「おかわり」をすすめない 飲食店経営がいつだってこんなに楽しい理由』 https://goo.gl/oACxGp
11月16日に僕が選曲したCDが出ます。Happiness Played In The Bar -バーで聴く幸せ- compiled by bar bossa → https://goo.gl/tOKcGu
こんな曲も収録されています。
bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb
サポートしたいと思ってくれた方、『結局、人の悩みは人間関係』を買っていただいた方が嬉しいです。それはもう持ってる、という方、お友達にプレゼントとかいかがでしょうか。