1回だけで、2回目がない理由を考える

「私、男性と1回寝てしまったら、なぜかその男性、2回目を求めてこないんです。どうしてなんでしょう」という女性の話、たまに聞きますよね。あれについて、よく考えるんです。

というのは、僕はお店を経営している人間として、「1回来たら、もう2回目は来ない」という問題をいつも抱えているんです。

もちろん「セックス」も「お店」も、とにかく「1回目」をどうやってクリヤーするかというのが「最大の難関」ではあります。

「1回目」があるためには、まず「知ってもらう」とか「興味を持ってもらう」とかいうのから始まって、「本当に来店してもらう」までにすごくたくさんのハードルを越えてもらってから、たどり着くというのは、重々、承知しています。

でも、お店としては「1年に1回くらい利用する」というお客さまがたくさんいるというのが一番、嬉しいわけなので、「もう1回来てもらうにはどうすれば良いのか」というのをよく考えます。

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飲食店の作戦として「まずランチに来てもらう」というのがあります。

ランチはまず敷居が低いので、軽い気持ちで来店してもらえます。

そして内装とか料理とか値段とかを知ってもらって、「今度、夜、デートに使えるかも」とか「今度、うちの部の飲み会、ここでやろうかな」とか思ってもらうというパターンです。

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あと、飲食店の作戦としては「季節のもの」をメニューで提供しておくというものもあります。

ということは、冬に来たらお鍋が美味しそうだなあとか、夏は冷たいパスタがあるんだ、と想像してもらって、もう1回来てもらうというパターンです。

同じように「このお店、時々、イベントやってるんだ」とか「ライブがある日はどうなんだろう」とかいうのも「たまに顔を出しておくと面白いことがありそうだな」という気持ちになっていただいて、もう1回来店する理由になります。

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あと、単純に「使い勝手が良い」というのも「もう1回来店する理由」にもよくなります。

あそこ、上司と行っても「良いお店、知ってるなあ」って言われるし、親とか学生の時の友達とか連れてっても喜ばれるんだよな、っていうのもありです。
あるいは、普通に「帰り道に出来たからついつい寄っちゃう」なんて感じの「使い勝手の良さ」もあります。

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さて、「1回寝て、2回目がない」って何なんでしょうか。

上の飲食店の法則で考えてみると、やっぱり「まだ知らないところの量→秘密の量」のような気がします。

具体的にはちょっと恥ずかしいので書かないですが、「もう少し知りたい秘密」がまだたくさん残っている状態が「もう1回したい」のような気がします。

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まあ「お店の使い勝手の良さ」と同じで「ただただ心地良かったからもう1回是非」というのもありそうですし、「気軽にいつでも行けるお店」というのと同じで「もう1回を誘いやすい」というのもありそうですが…

#コラム

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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「変な人」です。

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林伸次

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林伸次

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