ゲームに年間、300万円課金する人って普通にいるらしい
先日、中古レコード屋さん時代の元同僚と話したのですが。
彼は今はIT系に勤めていまして、彼もそれなりなお年なので、たくさん若い部下がいるわけです。
で、ある日、その若い部下たちとご飯に行ったらしいんですね。そしたら、今まで全然覇気がなかった若者たちが突然「ゲームの話」ですごく盛り上がり始めたらしいんです。
「俺らが音楽の話で盛り上がることってあるじゃない。例えば、1989年にあのCD買った? あれ、○○が参加してて、とかって感じで。
あれと同じような雰囲気で、学生時代にやってたゲームの話ですごく盛り上がってるんだよね。
そう、俺らの場合は共通の話題が音楽だったり映画や本やマンガだったりしたじゃない。それが今の若者はゲームなんだよ。同じ頃に同じゲームをやってたんだなっていう共通項で盛り上がるんだよ。もうびっくりしちゃったよ」
うーん、そうなんでしょうね。電車の中で隣の人がスマホでやっているのって、実はかなりゲームが多そうですよね。
ちなみに僕は全くゲームをやりません。もちろんたまに友人の家のファミコンとか今なら親戚の家の子供がやっているのとかをちょっと触ったりはするのですが、どうも基本的に不器用でセンスがないみたいで楽しめません。
でも、みんなゲーム、やってますよね。
聞いた話ですが、今、映画がネットで観れるサービスがたくさんありますよね。あれ、日本では予想していたほど普及は進んでいないそうなんですね。
あるいは最近はテレビ離れがよく言われますよね。そのどちらもの原因は「ゲーム」らしいんです。
日本はとにかく他の国と比べてゲーム市場がすごくて、ネットでの映画鑑賞やテレビに使うはずの時間をゲームに取られているそうなんです。
ちなみに音楽に関しては「音楽を流しながらゲームをやる」という層が存在するらしく、そんなに音楽とゲームは時間を取り合わないそうです。
さらに、音楽は他のコンテンツと違って、「夢中で聞くマニア層」と言う人たちがいて、その人たちはちゃんとCDを買って、大真面目に音楽に向き合うから、そんなに音楽のコンテンツに使う時間は落ちていないそうです。
で、ゲームをやっている方にとっては「何をいまさら」だとは思うのですが、今ってゲームの中で広告があるし、「この広告を見たら、このゲームに使えるポイントがもらえる」みたいなのもあるそうなんです。
さらに、今のゲームって課金させますよね。
先日、妻の友達が「ねこを集めるゲーム」に結構いい金額を投じてて、「え、どうしてなんだろう」って疑問に思っていたのですが、その詳しい人の解説によると、今のゲームは、お金がある人であればあるほど、次のステージにいくために、簡単に課金するそうなんです。
お金がある人って時間がないですよね。それをお金で解決しようとするらしくて、ゲームに年間300万円とか使う人って普通にいるそうです。
その話を教えてくれた人もゲームは好きで、年間に1万円までは使ってもいいことにしているそうです。
で、その教えてくれた方、すごく忙しい方なので、「どうして時間ないのにゲームしちゃうんですか?」と聞くと、やっぱり達成感とかがハンパなくてすごいアドレナリンとか出るから、もうやめられないのだそうです。
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僕、SNSやLINEが色んな文化コンテンツに使うべき時間をとっているのだと思っていたのですが、ゲームが一番だったんですね。
でも、もちろんゲームがまた「文化」になって、ゲームの芥川賞とか、ゲームのアカデミー賞とかが出てくるんですよね。
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ところで思ったのですが、ゲームが好きな男性で独身者で、良い会社に勤めていたり、お給料が良かったりするけど、婚活とか合コンとかにはいっさい出てこない、「実はすごく良い男性」ってたくさんいると思うんですね。
その彼らを取り込めるような「婚活とか出会いなんだけど、いっさいそんな風には見えない、女性と対戦できたり、一緒に戦ったりしているうちに、仲良くなって、実際に会って、デートしたり恋人になったりするゲーム」っていうのが出来たら、すごくヒットするような気がするのですが、どうでしょうか。
実はもうあったらすいません。
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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「喉風邪ですが」です。
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