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いじめときみと

しあわせに生きる

《いじめ》について話せ、と言われています。

対象者は中学生あるいは高校生です。

これまでに何回となくお話しし、
また、通信に書いてきたことです。

いじめについて、わたしは、
生き方のなかの一つの断面だと考えています。

吉野源三郎さんの「君たちはどう生きるか」
こぺる君は友だちのいじめをきっかけに、
自分のしあわせの方程式を発見します。

《しあわせに生きる》には
今の自分と、置かれている状況を知る必要があります。

大事なこと
すでに自分が《しあわせ》である
ことに気づくこと

重要事項

いじめる子は、認めて欲しがる子

それしか方法を知らないから
《自分》をアピールするのに
強いわたしを演じているのです。

強いことは良いことだと思っているから。

強いことは良いことだけれど、
腕力で、友だちをおびえさせることが強いことではない。

強さとは、《自分らしさ》をつらぬけることだと考えます。

だから、暴力がいけないと、いちがいには言えないのです。

暴力を振るわざるを得ない子だと思うのです。

思春期

思春期に、自分のアイデンティティのベースが決まります。

それまでに体験した、さまざまな出来事。
それ以上に、家族を含めて、出会ったたくさんの人々。
それらをパーツとして、
《自分》を組み立てていく時期でもあります。

おとなになりかけて、おとなのマネをする。

何でもうまくいくとは限らない。
はじめてすることが多すぎる。

失敗したら恥ずかしい。
みんなは《自分》をどう見てるのだろう。

気になることがいっぱいあります。

心理は揺れ動いて大嵐。

同世代の友だちと、

先生と過ごす学校生活の中で
《自分》とみんなの違いを、自然に見つけ出す。

《自分》のどこが好きか嫌いか、そして、
みんなのどこが好きか嫌いか。

信頼できる人の好きなところを採り入れていく。

しかも、
毎日いろいろなことで衝突したり、肩を組んだり、
《自分》のどこが好かれ、嫌われてるか、
手探りながら理解して行く。

変わるのではなく、
今ある嫌いなところを小さくして、
好きなところを大きくしたり、
新しいパーツを採りいれたり、
そうやって《自分》を作っていく。

しあわせ作り

自分づくりは、思春期だけじゃない。

生きてる限り、常に《自分》のアップ・デートを繰り返している。

ときには、
《自分らしさ》としていた形が、揺らぐこともある。

するとそれは、
《自分》の根幹が揺らぐような気がするけれど、
パーツがなくなるわけではないし、
もう一度、組み上げるか、組みなおせばすむこと。

だけど、
その衝撃の時間を越えるまでは、
安心して良いことに
気が付かないものなのだね。

そんな時に、信頼できる人からの言葉、
何よりもありがたいものです。

いじめときみと、
《自分》の中の問題として捉えてみました。

サポート、ありがとうございます。もっと勉強して、少しでもお役に立てる記事を送りたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。