初めて書いてみる!

今までは、アメブロで映画鑑賞した時などはその都度感想をUPしていたけど、ここも使ってみようかと思って…

まぁ、誰も見る人はいないだろうけどね…笑


今日は

HUMAN LOST 人間失格

ざくっとあらすじ―――――――――

昭和111年。

日本は医療革命 GRMPグランプ により病を克服し長寿大国となっていた

グランプとは、遺伝子操作・再生医療・医療用ナノマシーン・万能特効薬

の略で、国民すべてが投与されており宿主の健康状態に対応して増殖し、死を克服している。ネットワーク で繋がっている為、遠隔操作で死の淵から生還することは最早日常茶飯事。

過労死を無視でき、大気汚染も気にしないでいる体を持つが故、経済大国としてGDP1位という座位にいた。

しかしその反面、死を感じたいという若者の間で危険な遊びを求める若者もいた。

その危険な若者とツルんでいるのが、主人公 大庭葉蔵だ。蔵の字が難しいので出てこないので悪しからず。

危険な遊びの暴走行為を働く若者兼友達の竹一だ。竹一は管理され、自らの意思で死ぬこともできないこの現状に抗おうとしている。それゆえの暴走行為なのだ。

葉蔵と竹一は性格も違うが、二人はこの死ねない体に不快を示す存在で葉蔵は薬物・酒などを摂取し何度も自殺を試みるも、結局死ねずにいる。

竹一もまた貧困層という格差社会の中にいて、なおかつ自分の意志で死ねない体を持つことに不快感を示す。その為死を感じることができる暴走行為に勤しみ、なおかつその意思を見せつけようとしている。

そんな日々を送りながら、竹一と葉蔵はとある日薬をキメ、暴走行為を行った時、竹一はHUMAN LOST現象に見舞われる。体は化け物になり自我の暴走を止められないでいた…

葉蔵も薬をキメていたのだが…竹一とは違い、自我を保っている。そして体は変わってしまったが、竹一の暴走を止めようと闘った。

これは新しいHUMANに誕生だった――――――


ここから…HUMAN LOST現象を食い止め、さらなる長寿と健康を目指し、人類に幸福を与えようとするSHELLと本来の人類の姿に戻すべく破壊を企む者との闘いに巻き込まれていく――――――――


っていう感じだったんだけど…

この映画の中で

人類はな。進みすぎた社会システムに対して失格したんだ。

っていうセリフがあるんだけど…これはまさにこれから先、人類が問われる事だ。

すでに人類は科学技術を享受している。

そしてこれからもその追及が止むことはないだろう。

しかし科学の発展と共に人類が高度に発展する可能性はどうだろうか。

科学技術が発展しても、人類はその争いの輪廻の中から抜け出すことができるのだろうか…

地球を壊し、まさに人類がウイルスと化した世界。

本来のあるべき人類の姿はとうの昔に忘れてきてしまっているのではないか…

共生、共存という概念はもはや失われつつある。

ネットは瞬時に世界を駆け巡り誰でも簡単に情報を入手することができる。

目に入ってくる。

それ故、覚えることもできなくなっている。

考えることもしなくなっている。

考えないから、一握りの人類にいとも簡単に左右され、本質を見失う。

耳障りの良い事だけを信じる。

それが平和への近道だと信じてしまう。

平和だと思わされているだけだ。


想像力の欠如は近年顕著だ。

誰かの痛みに、誰かの思いに心を馳せることができないでいる。

目の前に垂れ流された情報しか見ず、自分から調べようともしない。

考えなくても情報がそこらかしこに転がっていて、それをそのまま自分の中に取り入れ、あたかも自らが生み出したモノだと錯覚する。

考えること―――――――――それは自分を構成する。

しかしそれがなくなりつつあるのかもしれない。

考えること――――――――――それは人類たる証。

それをしなくなれば、人類はマリオネット同然だ。

平和と書かれた檻の中に入れられ、外の世界を知ろうともせず、その中で一生を過ごす。

囚われた鳥だ。

この平和と書かれた檻に入れられる日も近いのかもしれない。

監視社会から逃れることはできないだろう。

しかし人類は考え続けなければならない。

平和とは何か…

幸福とは何か…

それを問い続け、追い求める者たちでなければならない。


高度な科学は果たして人類を幸せにするか――――――――――

はたまた破滅に導くか――――――――――――

それは今を生きる人類が考えなくてはならないことなのだろう。







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