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シール

今日は習慣について考察したいと思う。

やらないことリスト
やることリスト
シール(最低限の小さな習慣)

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やらないことリスト

TO DOリストは巷に溢れているハックなわけだが、我々はそれ”が”できなくて困り果てているわけである。
なぜ、できないのか?
そこには、あるサイクルがあるように思われる。

やることリストを作る。

やることリストが計画通りにできない。

自分との約束が守れない。

自信が持てない。

自分なんてダメだと思い込み、自己肯定感が下がる。

結果として、何をやっても上手くいかなくなる。あるいはそう感じる。

なるほど、たしかに言われてみればそうだ。
とすると、計画通りに履修できない限り、やることリストを作ることは単なる愚作にすぎないということになる。
では、どうしたら良いのだろう。

人、というのは持てる習慣に限りがある。
それはちょうど机の上におけるものには限りがあるのと同じである。
つまり、余計なモノを机に置いているから、置きたいものを置けないのである。
それをどかせば良い。

いらない習慣を、捨てるんだ。

習慣、というとそれは全て良いもののように聞こえるが、当然ながら悪い習慣もある。
例えば、2時間も3時間もスマホを見ていたとか。余計にご飯を食べ過ぎたとか。
気づいたら日にちが変わっていて、毎朝もっと早く寝ればよかったと後悔するとか。あげればキリがない。どこからともなく立ち上ってくる。

これを一つ一つ、成仏させていこう。
そのために、言葉にするんだ。眼に見えるように。人は見たいものしか見ようとしない。だから、ちゃんと、見てあげよう。自分を認めてあげるんだ。

さあ、どの習慣からやめていく??

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やることリスト。
このリストの説明はもう終わったようなものだけれど、さっき言ったように、やらないことリストができた後に改めて制定しよう。

やらないことを選択すると、時間ができる。すると、手持ち無沙汰になって、どうしてもやらなくても良いことをしてしまうようになる。思考停止して時間を潰せるようなゲームとか、SNSとか。でも、そればかりすると、自分が嫌になっちゃう。

そこで、その空いた時間を埋める、やることリストを作成しよう。
やることリストは、単なる家事やタスクではなく、自己投資のためにやることを書いてみよう。
それをやるだけで、「自分のためになっているんだ」「私、いま成長している」なんて思えるものがいい。

例えば、新しい楽器を始める、とか。新しいジャンルの書籍に手を出してみる、とか。なんだって良い。作り置きのおかずを量産する、でも良いし、新しいレシピを会得するでも良い。
とにかく、これをすると自分にとって嬉しいと思えるものを見つけて欲しい。
何も思いつかないときは、新しい習慣を作る。とかにして、7時になったら石鹸で丁寧に手を洗う、でも良い。
一つ決めれば、どんどんと面白い成長アイデアが芽生えてくるはずだ。

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最低限のアクション。

とは言え、新しい習慣を身に付けることは大変難しい。
最初の数日はできていても、続けることは困難だ。
そこで、最低限のアクション、というモノを決めて欲しい。

これはつまり、アホらしいくらい単純で簡単な習慣、だ。
そんなガキでもできらあってくらいので結構。

日記を習慣つけたい人は、毎晩自分ノートの上に手を置く、とか。
スマホを放置したい人は、夜の10時になったら、スマホに手を置いて、おやすみなさいをする、とか。

すると、例え本来の習慣がうまく定着できなくても、その前段階の、ポケモンでいう進化前のキャラクターをゲットできるのだ。

小さく始めて、大きく育てる、だ。

気づいたら、あなたは、ノートに手を置くことでは飽き足らずペンを走らせているかもしれない。
スマホに早くおやすみなさいを言いたくて、9時には本を片手に寝室に移っているかもしれない。

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必要なら私があなたのコーチングをしよう。

こんなことしたこともないのだが、もしやってみたいと思うなら、毎日Twitterで尋ねても良い。
どんな風にしたら良いのかわからなかったら、一緒に考えてみよう。
身近な人に頼んで、習慣を自分の中だけでなく、自分の外と結びつかせるのも重要なことだ。
人は落ち込んでいるときに、一人でに這い上がることはできない。
必ず、人の助けが必要なんだ。
しっかりと、人に恩返しができるように、今は人に頼ろうと決意することは、決して甘えではない。

そんなあなたを、私は、最も勇敢な戦士の一人として語り継ごうと思う。



鮑叔館 珠李



追伸

うっかりしていて、題名のシールのことを忘れていた。
これは、幼稚園や小学校でもらえるシールのこと。
漢字ドリルでも、本読みでも、何か一つ頑張ったらシールを貼ってくれたでしょう。
あれはきっと、”習慣”なんだ。

単純に、ご褒美をもらう、つまり飴をあげるのと同じだとも見える。
けれど、あれはきっと、達成を感じ切るトリガー、仕掛け、マーキングなんだ。
シールや飴が貰えることが嬉しいんじゃなくて、ちゃんと一つ一つの奮闘を認めてくれたことが嬉しいんじゃないかな。
ここにも見える化のロジックがあっただなんて。
学問の世界というのはつながっているんだねえ。



では、具体的なリストの例などはまた別の記事にでもしましょう。
皆さんの工夫、アイデアがあれば教えてね!

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