129フジミドリシジミ

投稿の間隔がかなり開いてしまいました。
とりあえず今回の記事で一度区切りにします。
フジミドリシジミは年に1回、主に山地で発生します。
標高が低いと5月下旬、高いと7月頃になります。
東京の有名ポイントは5月下旬の発生で、植樹のブナ、イヌブナの樹冠で観察できます。
近年は多くの撮影者が集まりますが、良い位置で撮影するには幸運が必要です。
そこで撮影した雌の翅裏です。

雄に比べて地色が濃いのが雌の特徴です。
その後に少し遠くで翅表も撮影できました。

雌の翅表は地味な茶色です。
この場所でも何度か雄も撮影していますが、距離が遠かったり位置が悪かったりで良い写真は撮れていません。
6月下旬ごろから発生する山地では何度か吸水を観察しています。
別の場所を含めて吸水は何度か撮影していますが、新鮮な個体の吸水は撮れていません。
小さな橋での吸水は翅裏は褪せていますが、飛んだ時の輝きは綺麗でした。

今年は梅雨明けが早く、急に暑い日が続きました。
吸水は晴れが数日続かないと降りて来ません。
前日は晴れでしたが、晴れの日数が足りなかったようで吸水は観察できませんでした。
翌日に再訪しましたが、別の蝶も撮影したかったので吸水は撮影できませんでした。
それでも吸水に降りてきた新鮮な雄を葉の上で撮影できました。
翅裏は少しだけ開きかけています。

雌に比べると白っぽい地色です。
翅表も正面から撮影できました。

多くのゼフィルスがそうですが、後方からよりも前方からの方が良い色で撮影できます。
この日は吸水が撮影できなかったのは残念でしたが、新鮮な雄が撮影できただけで満足でした。
この後も数日間は雨が降らずに雌も含めて吸水が観察できたようです。
吸水に降りてくる条件と発生時期、週末が合うのは簡単ではありません。
また条件の良い年に新鮮な個体の吸水を撮影したいところです。
交尾の撮影は難易度がかなり高いですが、産卵は可能性の高い場所もあるので狙いたいところです。

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