125オオルリシジミ
オオルリシジミは草原に生息し年に1度、5月から6月に発生します。
本州では各地で草原の減少で絶滅しています。
長野では数カ所で飼育個体から保護地域での自然発生に成功しています。
また飯山市では生き残っていた野生個体群が再発見されています。
こちらは行ったことがありませんが、東御市などの保護区で何度か撮影しています。
シジミチョウとしては大きめで、翅裏の腹部に近い部分が青味がかかるのも綺麗です。
翅裏は雌雄の差はほとんどありませんが、翅表は雌が黒帯が太く黒班が目立ちます。
雌の方が魅力的です。
雄の翅表は静止や吸蜜ではしっかり開いたところが撮れていません。
求愛で撮影した画像です。
過保護には個体数が多いこともあって各種の生態が撮影しやすいです。
交尾や産卵も数時間の滞在で複数観察することが多いです。
イネ科の植物での交尾は少し高い位置で背景が綺麗に撮れました。
食草のクララはどの草原にもある植物でもないのが減少の一因かもしれません。
産卵は主に花穂に産み付けられます。
観察しやすく、数も環境も良いのがシチズンの工場の敷地内の保護区です。
ここ2年はコロナの影響で解放が中止になっています。
今年は入れたようですが、観察会以外の立ち入りのアナウンスがなかったので良い時期を逸してしまいました。
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