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何でもやってみるの先 2

何でも深く考えずに行動する私だが
何でもやりたい事をやり続けて来たのかというと

そうでもない

お人好しの父はあまり好きではないのでお人好しにはなりたくない自分がいるのだが

頼まれれば嫌とは言えず

かなりどっぷり浸けられてしまう

面白そう〜なんてこれっぽっちもない

のに

何故か必死で一生懸命やってて

あれ?

これって強引に引っ張られてやってたはず
そんな出来事だった

「明日の朝、8時半なんだけどお宅の近くの踏切のところに来れる?」

子どもを幼稚園に送れば行ける時間

「行けると思うけど」

「じゃ、明日ね」

そう言ってKさんは急いで帰っていった

なんだろ?
Kさんはいつも自分の話したい事をずらずら空白を入れずに話す
なので、かなりの確率で、何を話してるのかわからない

結局、わからないまま次の日の朝、待ち合わせ場所に行く

Kさんともう1人知らない人、Nさんがいた

「それじゃ、行きましょう」と言われてついていく
どこにいくのかな?と思っていたら5分ほどでアパートに着いた
なんだろ、このアパート

アパートのひとつのドアの前に植木鉢が置いてある
その植木鉢をヒョイと持ち上げるとカギが出て来た
そのカギで入口のドアを開けた
Nさんの家なのかな?
すると中に子どもが1人でいた
Nさんが色々と説明する

それを要約するとこのアパートの一室に住んでいる親子は母子家庭で母親が夜中から朝までファミレスで働いていて、保育園に送って行けず困っている
それでその子どもを保育園に連れて行くという事らしい

保育園の場所を教えてもらった
今日は顔合わせだからこれでおしまいね

そう言われて顔合わせとは何?と思ったが

困っているのならまあ仕方ないか
Kさんも週に何回か送っていくのだそうだ
kさんが行けない日を私が担当するという事だった
これがファミリーサポートとの、出会いだった

その時はまだ、チャイルドサポートと言った感じのNPO法人で私が入ってから6年後にファミリーサポート事業を市から委託を受けている

結局うちの子が6歳の時に始めて
5年前までサポートを細々と続けていて今は監査を引き受けて5年目だ
うちの子も24歳なのだから長い事続けてるんだなぁ
自分でお店を開いたのとヘルニア持ちで大好きな赤ちゃんのお世話も出来なくなった為にサポートはやめてしまった

最初は訳わからずやってたがNさんがとてもすごい人で私はとても尊敬していて

なので続けてこれたんだと思う
なんだかんだ言って、人なのだ

自分からやってみた訳ではないけれど、やってみたらとても良かったという事だろう









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