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田植えをして、畑を耕し、そして蔵人になった

春になって生活拠点が変わり、環境も変わり
特技?の環境変化への適応中だなと思って
変化を楽しんでいたらあっという間に6月になっていました。

4月から長岡市摂田屋地域で住み始め、5月から恩田酒造株式会社で働き始めました。


ちょっと変わった酒蔵で働き始めました

恩田酒造は1875(明治8)年創業の長岡市の南端、六日市町に位置する酒蔵です。総勢5名の小さな小さな酒蔵でそのメンバーだけで酒米づくりから、酒造り、瓶詰めや営業活動をするマイクロサケブルワリー?です。

ホームページ少しづつ更新・修正しているのでよければ見てみてください。

念願の蔵人になったということと共に、分業制の会社ではない
日本酒づくりの全てに関わることができるということで
不安とともにとてもワクワクしている状態です。

そもそも新潟県の長岡市には17の酒蔵があって(市町村にある酒蔵の数としては全国で2番目らしい)、
その中でも恩田酒造は造りもそれ以外の仕事も同じ人たちが行うというのが珍しく、お酒の味わいも淡麗辛口の県である新潟県において個性の強い、お米の旨みたっぷりなお酒を作っているというのもなんだか面白いな(人と違うことをするのが好きな性格なので)と思っていました。

そんなこんなで酒蔵で働くということを考えながらも、
ローカルな働き方がいいという今までの仕事選びと同じ方向性で
これ以上ない面白い職場に出会えたかなと思います。

5月、田植えをする

新潟県に戻ってきて、お米ってやっぱり日本人の暮らしの中心にあって、
日本酒はお米がないとできないものなので、
お米づくりからどうしてもやりたいという思いがありました。
田植えのお手伝いで田植え機運転したり、育苗箱を運んだりはしていましたが、米作りの全部の工程(八十八の手間があったりするとか言いますし)に関わって初めて見えることがあるのかなと思っています。

あと田んぼに入って手で田植えもすることでイネという植物との距離感も近くなった気がしました。

機械の田植え
手の田植え
上越線の線路のすぐ脇に田んぼと蔵があります

プライベートでは畑を頑張って耕しています

蔵人になる前、引っ越しと共に畑を借りることだけは決まっていて
ご近所のおじいちゃん、おばあちゃんたちにいろいろ教えられながら
野菜づくりが始まりました。

景色のいい河川敷の畑
じゃがいもを植える
マルチをはって枝豆や茄子、ピーマンを植える
そろそろ収穫できるものも増えてきました。

今の暮らし方

今までいろいろな暮らし方をしてきましたが、さすがに畑を耕して野菜を作り、仕事では日本酒を作るために田植えをして、酒造りオフシーズンは瓶詰め作業などをしてというように、とにかくいろんなものをつくるというこの暮らし方は初めてのような気がします。

どうしても外に出て刺激のある暮らしもしたいという気持ちになることもあるのですが、今は今で少しづつ何かが出来上がったり、新しい日本酒の世界を知ったり、野菜が収穫できたりと、割と刺激的な毎日です。

今の暮らし方がいいのか、悪いのかはわかりませんが、
自然と密接に関わり、少しづつ達成感を得るこの暮らしをまずは噛み締めてみようと思います。


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