カーリングとボディメイキング
私は地方の小さなマチに暮らしているが、周囲でボディメイキング(ビルディング)に取り組んでいる人は結構いる。各々のペースで挑戦できるし、達成感と自信が得られる良い趣味だと思う。(でも自分にはできないな…)
テレビに映ったアレは、競技会に向けて、ほんの一瞬到達する特殊なコンディションで、日常的にあの状態を保つ意図はないだろう。だからカーリング競技への影響云々といった考察はそもそもかみ合わないと思う。
脂肪を落とす際に筋肉も落ちるので、絶対的な筋量が一時的にマイナスになる事は避けられない(落ちる量を最小限にとどめる努力をする)。だから、多くのスポーツにおいて重視される「外部に出力するパフォーマンス」という観点では明らかにマイナスだが、目的が違うので、指摘したところで見当外れだ。
準備期間2か月だと、バルクアップ→減量ではなく、既にある筋量を生かして最大限減量、みたいな感じと思うので、大会後、栄養とトレーニングを再設計して、カーリングシーズンに向け体づくりをしていくと思う。体づくりの基本は共通なので、知識や成功体験、自信を得られたという意味は大きいと思う。
カーリングはオールシーズンスポーツに近い競技環境になってきたが、オフをつくって別のチャレンジをするのも楽しい。競技にプラスになるかならんかはさほど考えなくても良いんじゃないか。人生をより豊かにするための手段のひとつにカーリングがあるのであって、その「逆」ではなかろう。
(2023年7月25日に投稿)
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