竹田 直将(TAKEDA Naomasa)

Twitterアカウント(@banseicc)のツイートのうち「氷と石と人と」についてのコラム的なものを整理しまとめたものです。 もう少し詳しい説明はこちら → https://note.com/banseicc2/n/ncfbaa2a679ec

竹田 直将(TAKEDA Naomasa)

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最近の記事

Nayoro MD Spiel 参加申込書

    • 名寄のアイス

      名寄のアイスは重いので有名だ。管理者の名誉のために断っておくが、これはアイスメイクをサボっているからではない(たぶん)。施設構造が外気温の影響を受けやすいからである(きっと)。その証拠に秋口は滑っている(虫も落ちている)。-20℃とか30℃になる日は滑らない(スウィープも効かない)。 あまりにも滑らないから、アイスメイク時に出る氷の削りかすを、受験生がもらってお守りとして試験会場に持って行くくらいだ。(ジョークです) こちらとしては若干複雑な気持ちだ。「普通にやれば滑らないが

      • 券売

        幸か不幸か「券」を売る立場になったことがあまりない。買う立場になったこともあまりない。私は券売買の素人である。自分で予約して買う「券」は航空券くらいだ。貰いたい券は「日本銀行券」なのだが、昨今の社会情勢下においてはなかなか当方まで回ってこない。 話題の「パーティ券」は販売ノルマを達成すればそれで良いらしい。誰がいくら買ってくれたかさえも、さほど重要ではないそうだ。何なら購入だけして、会場に来ないという人がいる方がウレシイくらいなのだ、という。 一方、スポーツイベントの「券」(

        • 日本選手権フォーマット

          近年、地域代表枠の削減が著しいミックスダブルスカーリング。各ブロックの次点チームが強化推薦チームに指名挑戦し、勝利した場合に出場権利を奪う「チャレンジシステム」を導入するアイデアがある。(※竹田の個人的アイデアです) 時期は4人制日本選手権の翌々週くらいでどうだろうか? 強化推薦チームには今までにない緊張感が生まれる。(でしょうね) ブロック代表を逃したチームには大きな希望が生まれる。(そらそうよ) カーリングファンと世間には強い関心と興奮が生まれる。(たまげるでしょうね)

          Scotties 2024 Final

          例によって情報遮断→動画視聴に成功。結果は知らずに見る方が面白いに決まっている。 複数のストーンに向かってテイクアウトを試みたとき、シューターが元来た方向に動く現象はさほど珍しくはない。先に紹介した“Around the horn”と理屈は同じ。積極的に利用する場合もあり、例は以下のとおり。 https://twitter.com/banseicc/status/1762070341881639089 もちろん、ホーマンたちも十分想定していたと思う。ただ、ビッグエン

          Around the horn

          石を横方向に大きく動かすのは難しいといわれますが、複数回接触させれば十分可能で、配置が良ければ元来た方向に動かすこともできます。俗に“around the horn” という。私は“round up”と間違えて覚えて、今でもそう言ってしまう。(※「全部出た!」と実況したのを石の動きを指す表現と誤認した) https://twitter.com/banseicc/status/1761175075104158149 2024 Feb 23 23:43:53GMT

          2024WWCC(スウェーデン戦)

          スウェーデン戦9エンド開始前の西室コーチの助言は「1ダウン先攻」という状況から「1点取らせて、10エンド後攻で3点を狙うという勝ち目がある」(=何が何でもスチールというシチュエーションではない、複数失点こそ避けるべき)という視点を与える目的と考えられ、特段の非合理さはないと思う。 結果としては2点取られてしまったが! したがって「何言ってんだッ!簡単に3点取れたら苦労しねーわ!!」といった受け止めは的はずれである。(選手もセカンド時点で「1点に抑えられれば悪くない」とフィード

          2024WWCC(スウェーデン戦)

          2024世界女子(スコットランド戦)

          スコットランド戦はいろんな意味で重要なゲームだ。明日は仕事が休みだからもちろんリアルタイム視聴する。勝利すれば、日本代表は4勝目をあげる事になるというのもあるが、結果、全体順位の8-9位(以上)を確保することが可能になる、負ければ10-11位(以下)の可能性が高まる。(計算あってるかな) 順位そのものは、まあどうでもいい面もあるのだが、事実として、2026冬季五輪の出場国は今回と次回の世界選手権2大会の最終順位をポイント化し、まず7枠を決定することが決まっている。どうしても意

          2024世界女子(スコットランド戦)

          2024WWCC(ラウンドロビン終了)

          大成功ではなかったかもしれないが、SC軽井沢クラブは良いトライをしたのではないか。今後PCCCやアジア冬季競技会といった経験を経て、更に強くなっていく事が期待できそうだ。日本は施設や資金の面で恵まれている方だと思うが、どの国も高いプレー水準にあり、勝つのはいよいよ簡単ではないと感じた。 今回、自分として参考になったのは上野(美)選手のコールで、大きく聞き取りやすい発声は、優れたひとつの技術だという事を改めて考えさせられた。私も、ボイストレーナーを探す(かどうかはわからないが)

          2024WWCC(ラウンドロビン終了)

          ルール変更考

          ブランクエンドはおそらく減るでしょう。後攻チームが意図的にブランクを選択するメリットがほぼなくなるからです。(意図的に1点与える選択は若干増えるかもしれない) https://twitter.com/taichi_curling/status/1771223742804291973 一方、フォースさせるのは簡単になります(ラスト、ハウスにストーンがない、または先攻のストーンが1個という状況でも、後攻は1点取りにいかざるを得ない)。したがって、先攻チームが極端に守備的な戦

          アリーナアイスへの対応考

          巷間取り沙汰される「アリーナアイス」の定義が明確ではないが、我がタイムラインは「アリーナアイスへの対応」の大合唱だ。今回の日本代表の挑戦から我々が学ぶべきは、はたしてそうなのだろうか?もちろんアイスへの対応はカーリング競技において常に、あらゆるレベルで最重要課題のひとつである。 少し短絡的過ぎやしないか?もう少し体系的に分析した方が良くはないか?(※ディスってはいないです) 現時点、いくつかのゲームを録画視聴した程度の自分には「それ」を強く否定する要素も強く肯定する材料もあま

          アリーナアイスへの対応考

          「緊張感あふれる」フォーマット

          男子日本代表は1勝5敗で前半折り返し。昨日からは後半戦。ノルウェー、アメリカ、スコットランドといった強豪相手に接戦を演じて2勝1敗。現在3勝6敗。プレーオフ進出は厳しくなったが、この3戦のプレーを見る感じだと(※録画視聴だが!)、残りのゲームも大いに期待できそうだ。 仮に、世界選手権が日本選手権と同様「1次リーグ&2次リーグ」フォーマットだったとしたら、スイスに負けて1勝5敗となり、しょんぼりしたあたりで予選敗退、即大会終了だったろう。それ以降の経験は(選手も観戦者も)得られ

          「緊張感あふれる」フォーマット

          『ギアを上げていく』

          (決勝など重要なゲームに向けて)『ギアを上げていく』っていうのは時たま聞く表現だけれど、実際どういう意味で用いられているんだろうか?字義どおり解釈すれば、「加速は十分ついてきたから、以降、効率重視の高速走行体勢に入りまーす!」ということになるのではないか。 だが、実際のところ「一層頑張ります!」くらいのニュアンスで用いられているような気がする。「アクセルを踏み込む」とか「回転数を上げていく」が転じた表現なんだろうか?オートマの車が増えている事によって、「ギア」に対する認識が変

          『ギアを上げていく』

          タッチストーン

          カーリングをプレーしていると、意図せず石に触ってしまうことがある。その場合どうするかは、シチュエーションごとルールで決められている。触った人が、ゲーム後チームメイトに何をおごらなければならないかはチームそれぞれで決めている。 シチュエーションの場合分けで重要なのは以下の3要素である。 1)触った時、石は動いていたか止まっていたか 2)自分の石に触れたか相手の石に触れたか 3)触った場所は(プレー側の)フォグラインを超える前か後か 現行のルールだと、 1)動いている石に 2)そ

          【速報】

          【速報】世界カーリソグ連盟(VVCF)は、主催イベントのプレーオフ進出チームについて、予選成績に実績を加味し、選考のうえ決定する方針を固めた。競技価値向上のための新たな試みとみられる。今後は予選1位でもプレーオフに進出できない可能性がある。4月31日以降適用される見通し。 #エイプリルフー 2024 Mar 31 22:14:00GMT

          2024日本ジュニア

          日本ジュニアを優勝した2チームは昔からよく知っている。 常呂ジュニアことアイスラインは、昨シーズン、アイスゴールドカップ、アルゴグラフィックスカップ、アルバータ杯と激戦を繰り広げてきたライバルである。(向こうがどう思っているかは定かではないが!) どんどん分が悪くなってきていて、直近の勝負では相当ボコられた。だが、日本ジュニアを獲った以上(おめでとうございます)、「勝ったことがある」と何時迄も言わせてもらう。生活環境の変化に慣れるのも大変だと思うが、世界Jr.B突破、その先を