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【WEEK.9】 思い込みが命取り

みなさんこんにちは jukikorika です。今回も「MUPカレッジ」で学んだ内容をアウトプットしていきます。
今回は企画立案やサービス設計をするうえで必ず必要な論理的思考スキルについてのセッションです。
※このセッションは非常に重要なパートになるので2回に分けて掲載します。

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ビジネスとは「なんとなく」では決して成功しません。顧客視点に立って仮説を論理的に証明・追求していくことがとても重要になります。また、論理的思考スキルを身に着けるため邪魔になる考え方も紹介します。

1、フェルミ推定

論理的思考スキルでまず必要なフレームワークはフェルミ推定です。
ここで問題です。
下記のラーメン屋さんの売上と利益を答えなさい。

座席数13名/浜松町付近/ラーメン1杯650円

ここで重要なのは答えではないです。答えを導くためのプロセスです。ここに論理性があるかどうかということです。それでは下記フレームを見てください。一つ一つ要素分解して数字を当てはめていくのです。

【MUP】フェルミ推定

あらためて書きます。答えの正解不正解ではないです。答えをどのように導いたか?が重要なのです。
こういったトレーニングを常に行うのです。外食のたびに行うのです。そうすることでビジネスがどのように生み出されているのか?ステークホルダーがどれだけいるのか?などが論理的に証明できるようになってくるのです。

2、人間の本能を捨てろ

論理的思考力を身に着けるのに最大の邪魔な存在は思い込みや感覚です。
思い込みや感覚がすべて邪魔というわけではないですが、論理的に検証されていない、裏付けのない発想はビジネスをするうえでは非常に危険です。

ここで問題です。
世界で予防接種を受けることができない子供の割合はどれくらいいるでしょうか?

1、20% 2、50% 3、80%

答えは「20%」です。意外だと思いませんか?日本は裕福で世界は貧困の子供たちが溢れている。
だから最低でも50%はいるのでは?私はそう思ってました。
実際社会実験でこの質問をしたところ学歴の高い人も含め成果率は10%だったそうです。

人間は物事をドラマチック化してしまう習性があります。
こうしたドラマチックな思い込みはとくに自分の事業に抱いてしまいがちです。しかしそれでは長続きはしません。
自分が見ている世界・視野は決して正しくはない。
疑ってかかってデータに基づく事実を探し検証していく習性を身に着ける必要があります。これこそが論理的思考力なのです。

ではそのドラマチックな思い込みの元となる、今すぐ捨てるべき思考は次の2つの思考です。

3、分断思考とネガティブ思考

分断思考とは、物事を2つに分断してそのどちらかであると決めつける思考のことです。
たとえば金持ちと貧乏という発想。しかし日本には中間層がほとんどであり、どちらか一方であると
決めつける必要はないです。先進国と後進国という発想も、いまやその領域はあいまいになってきています。
ここで問題です。お店を出店したいと思っています。

交通量の多い場所か少ない場所かどちらがよいでしょうか?

分断思考に陥ると「交通量が多い=良い」「交通量が少ない=悪い」と決めつけてしまいます。しかし下図のように交通量の多少には別の視点で見ると違った評価ができるのです。

【MUP】分断思考

このように世の中の物事は単純に分断はできないのです、二つに分断するのではなく物事はグラデーションになっていることを認識し、あらゆる角度から検証したうえで評価することを癖づけていきましょう。

ネガティブ思考とは、言葉の通りネガティブな情報に共感してしまう習性のことです。
世の中は悪くなっている。という文脈の記事とかニュースとかはつい見てしまったり、人に話したくなりませんか?

人はネガティブなメッセージに反応してしまう生き物なんです。

たとえば、「保育園落ちた、日本死ね」を覚えてますか?すごくバズって共感を生みましたよね。仮に「保育園受かった、よかった」だったら決してバズることはなかったでしょう。

またソフトバンクが通信障害を起こしたニュースがありましたが、この時メディアは「5日間で解約1万件!」といったニュースを流しました。
しかし、この記事もよくよく冷静になってみると以下の検証ができます。

総回線数 1億7000万
SB構成比 23%
SB回線数 3910万
年間解約率 2%
年間解約数 782000解約/年
日別解約数 782000÷365=2142解約/日

5日間での通常解約数は2142×5日間=10712解約

ということは、別に通信障害どうのこうのでなく、普通に5日間で1万解約なのです。

このようにマスメディアは視聴率を高めるために人々のネガティブセンサーを反応させようとあの手この手で狙い撃ちしてくるわけです。
当然メディアだけでなく、受け手である自分本人にネガティブ思考があるため、つい物事のネガティブ部分に反応してしまい思い込みを持ってしまう。

したがって、このような分断思考やネガティブ思考を認識すること、それらを疑うこと、そして上記のように定量データで検証してみること。
そうやってメディアを含めて自分が接した情報の裏付けを自分なりに持つことが重要です。

【MUP】分断思考ネガティブ思考

以上のように論理的思考スキルとは、まずは自分の感情や感覚を定量化して証明するスキルなのです。

次回はより具体的に企画立案やサービス設計のために必要なフレームワークを学んでいきます。

MUPカレッジに興味のある方はぜひ下記を参照ください。

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