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えねーちけーアーカイブス #107 ぼくの好きな先生

 ながちろのオンライン作品を掘り出して再利用しようというNながしろさんH恥のK掻き捨てアーカイブス。第107回は「ぼくの好きな先生」。

 うーん。
 もうすでに会話に違和感がある。この作品を書いた時点では、少なくとも「よし」と思っていたはずなのだ。だが、今となると会話の質感が重い。2017年、6年前の作品か。趣味ってそこまで変わるものなんかな。

 作り話特有の「話を展開させるために必要な情報を出していく」感じが重いのかもしれない。もっと情報量なんぞ少ない方がいい。が、情報量が少ないと冗長になる。おれは人間をやめるぞー! 冗長ー!
 振り返ってみれば、演劇部シリーズも結局続かなかったからな。やはり内容に興味のないものが内容を書こうとしてはならないのかもしれない。

 これは少し前に旧Twitterで書いたことだが、演劇を嫌いな人間が演劇を作ると、「演劇だからしょうがないよね」という部分から目を背けないので、よりお客さんに優しいものが出来上がる――というロジックを援用するのであれば、本来ならば「小説だからしょうがないよね」という部分から目を背けない作品だって出来るはずなんだよなあ。
 小説なぁ。

みなさんのおかげでまいばすのちくわや食パンに30%OFFのシールが付いているかいないかを気にせずに生きていくことができるかもしれません。よろしくお願いいたします。