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えねーちけーアーカイブス #145 姉

 ながちろのオンライン作品を掘り出して再利用しようというNながしろさんH恥のK掻き捨てアーカイブス。第145回は「姉」。

 関わっている演劇部に同題の舞台あり。たぶん「姉」一字でどれだけ欠けるかやってみたかったのでしょう。で、出来た。自分で書いたものに云うこっちゃないかもしれないが、久々に読んで「そうそう、これでいいんだよ」という感想を持った。なんらかのきっかけで状況が変わることで物語が生まれていく。ちゃんとオチがつけばフィクション度が増し、オチがつかない、というところにリアリティを求める――みたいな単純な構図に異物を混入させることであとは読者が勝手に間隙を埋める、みたいな作り。これは1000字でなにか書こうというスタンスなればこそで、いくらでも長くしていいのであればいくらでも懇切丁寧に書けるし、書いてしまう人もいる。
 人もいる。アタシは書かない。わかんなさいよ、という気持ちが強い。

 しかし「病気のアナグマ飯店」元のモチーフは存在するが、これを考え出した在野のハガキ職人というのは非常に偉大なのであった。
 飯屋につけていい名前ではないし、なんらかの外国語の誤訳かもしれないなあ、というギリギリの線を突けている。

みなさんのおかげでまいばすのちくわや食パンに30%OFFのシールが付いているかいないかを気にせずに生きていくことができるかもしれません。よろしくお願いいたします。