えねーちけーアーカイブス #115 文烏

　ながちろのオンライン作品を掘り出して再利用しようというNながしろさんH恥のK掻き捨てアーカイブス。第115回は「文烏ふがらす」。

第27回 3000字小説バトル

　自分のやりたいことがやりたいようにできている、という感触がある。

　元ネタの漱石「文鳥」も好きな話で、「文鳥をお飼いなさい」というおせっかいに従ってしまう先生も可愛いし、扱いに慣れていなくて殺してしまうところも可哀想だし、そのあとストーブか何かで焙ってみるのも哀しい。

　という愛着をもって原作を軸にここまで無茶苦茶をするのが非常に気分がよく、めずらしく「この作品だったら今更読まれてもいいなぁ」という気持ちになっている。
　こういうものが長く書けるようであるといいのかもしれない。