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#149 本を読む姿勢考

 黄金週間ごーるでんちょこれーといかがおすごしでしょーか。こちとら家のものがみんなへんな咳をしているので蟄居でございますですよ! いいんだよ暑いし。人間ジンカンいたるところに人間ニンゲンあり、どこに行っても人だらけだし! クソっ、ニンゲンめ……

 というわけで本を読むしかないのですが、定期的に「どういう姿勢であれば一番長いあいだ本を読めるのか」という問題は浮上してまいりますな。で、例のように検索森田すると、インターネット氏は「本なんぞそんなに長い間読むものじゃない」とか、「疲れたら休め」とか、「そもそも動物に二足歩行は向いてない」とか申されます。まぁたしかに、自分もこどもらがへんな姿勢でSwitchをやっているのを見ると「姿勢を維持できないような疲労度でゲームをするのはいかがか」などと申しますし、正しい姿勢というのは確かに存在するらしい、などと考えたところで情報量の多さになんとなーく面倒になってきたところでいったん思考を打ち切ります。ほらココ、このへんが年の功なんでありますよ。面倒くさくなる前に、いったん止しとく。♪顔が猪木ぢゃ止ーしーとーくー、という替え歌を知りませんか。人形の。あれもどのくらいローカルCMなのかしらん。

 次の段階として、ぢゃあどういうときに一番集中して読んでいるか、というのを思い出すと、実は電車の中であるということに思い当たる。電車、座って読むによし、吊り革につかまって立って読むによし、酒のあてによし飯によし、電車での読書によって移動の体感時間が短くなるというのは理想的である。と、実はこの「仁王立ち」というスタイルは前から採用しておりまして、どうしても期限内までに読まねばならない本などは台所で仁王立ちのまま一気に読んでしまう。さすがに車両は買えないし。
 お、これで解決ではないか、と思っていたときがわたくしにもございましたが、実は長く続けていると踵へのダメージが大きい。かかとの痛み、そして肉体を支えるふくらはぎへの負担、森のせせらぎ、街のざわめき……違う、これは正解ではない、とまた考えることしばし。ふと思い当たる。そうだ、電車では、靴履いてるじゃん!

 というわけで手元にあったヨガ座布団に乗って読書を再開するわけです。なるほどなるほど、これならば踵が辛くない。そもそも日本で正座が一般化したのは畳や座布団ができてから、というのをお坊さんから聞いたことがございます。板張りの床に長時間いられるように人体はできていない。骨と床の間に挟まれて体重を支える肉と皮のことを想像するとつらい気持ちになる。
 などと考えていたら、あっ、これだと思いのほかふくらはぎへの負担が辛いっ。どうしたことでしょう。もしかして、靴には靴の、ふくらはぎへの負担を減らす角度が存在するのか?
 となると、つぎは靴底の質感に近いゴムマットを買って敷いてみようか、という課題が発生したところで本日は以上でございます。

 あと、天井から吊り革をぶら下げていきたい。

【付録】GW中に読んでいた本いちらん


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