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福留孝介選手引退

先日、福留選手の引退試合があり、特に地元のスポーツニュースでは大きく捉えられていた。福留選手については、PL学園時代から世間を騒がせて、野球好きの自分にとって動向はよく気になっていた。

ドラフトでは当時史上最多の球団からの1位選択指名があり、近鉄バッファローズを蹴り、社会人に進み、3年後逆指名で中日ドラゴンズに入団した。その後、順調な活躍をして、リーグMVPに輝いた年の2006年オフに年俸で球団と揉めたと聞いて、2007年にアメリカメジャーリーグに挑戦するかもしれない時にはどうしても残留してほしいと願っていた自分を覚えている。そして、日本球界に戻ってくる時も阪神か横浜かで動向が世間の注目を集めた。こう見ると、ファンは彼の動向にいつもハラハラさせられたが、自分の意思が強い方ということだったのだろう。

そんな応援、注目していた選手だからこそ印象深い出来事が個人的にあった。自分がアメリカ留学中、中西部の一人旅に出て途中、セントルイスでカージナルス対ホワイトソックスの試合を観戦した時にちょうど福留選手が代打で登場した。そこで、アメリカ人の方が思った以上に活躍できずにいた福留選手をどう思っているのか気になって隣の席にいたアメリカ人の方に聞いてみた。

批判的な事を言うのだと予想したのだけれども、答えは意外であった。その方が言うには、「いい選手だと思うよ、ただ海外の選手は特に環境に適応できにくい人もいるからなかなか一概には言えない」というようなことを言っていた。

この発言にアメリカの野球ファンの思い入れというか冷静な意見をもっていることを感じた。どこの国でもそうだが、へんなファンもいるけど、ちゃんと考えているファンもいるのだと福留ファンだっただけに、胸に熱い思いが込み上げた。その発言はとても印象的だった。

そんなこんなで、自分にとっては思い入れがあり、一つの野球の時代の終わりを思わせる選手であったので、今回書くことにした。長いプロ野球生活ご苦労様でした。

#福留孝介 #中日ドラゴンズ#野球#MLB#ベースボール#引退

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