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【インタビュー#03】 ビーコーズ村岡将利さん

こんにちは。東北若者10000人会議です!
今回は、十和田で活動するビーコーズの村岡さんにインタビューしてきました!

インタビューした方

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村岡 将利さん(Muraoka Shouri)
青森県十和田市出身。東京での就職を経て十和田にUターン。

■「ビーコーズ」について

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・株式会社 ビーコーズ(Be-Cauce Inc.)。村岡さんが2016年に設立し、現在はほかに3人のメンバーと運営している。
・Web制作会社としてHP作成やアプリケーション・システム開発を手掛けている。
・イベント企画やコミュニティスペース運営も行っており、十和田の人たちからはWebよりもこちらの印象の方が強いとのこと。

もっと詳しく知りたい方はこちら!
ビーコーズFacebook
ビーコーズHP


■自分の決意を自分の努力で実現する

ーー十和田にUターンした経緯について教えてください。

村岡さん:十和田に戻ってきて、地元でおもしろいことがやりたいとはもともと思っていました。ですが僕も含め、仕事の面・お金の面で帰りたくても帰れないのが大概です。そこでの選択肢が2通りあって、一つはすでにある会社に加わること、もう一つが自分で仕事をつくりだすことです。東京で会社員をしていたときも十和田で同じビジョンを持った人たちをずっと探していましたが、いなそうだなということで区切りをつけて、「自分でやるしかないよね」と決めました。

決めた当時は裏方のエンジニア職に就いていて、その職種のまま十和田でやってもおもしろくはないと思い、HP制作など見える部分のエンジニアの力を付けたいと転職しました。転職先では自分の成長と会社への貢献が同じ軸で走っていたので、大変だったけれども自分の想像する未来に近付いている感覚でがむしゃらに働きました。その後フリーランスとして東京で独立し、リモートワークで十和田でも仕事ができるとわかったのでUターンしました。


■アウトプットで自分を動かす

ーーUターンまでのビジョンがかなり計画的ですね。

村岡さん:周りからはそう言われますが、あんまり計画的にやったつもりは自分ではないです(笑)。当時は目の前にあることをコンスタントに取り組んで、アウトプットをしっかりしていました。「何年後には帰ろう」とか、「フリーランスとしてこれくらいのことができたら帰ろう」とかを決めていて、それを人に話すようにはしていました。そうすると勝手に背中を押されるような感じになり、やらなきゃとプレッシャーをかけていました。大きなことだけでなく、目の前の小さなこともアウトプットして一歩でも前に進めることが大事です。東京での仕事の関係者にも十和田に帰ることはあらかじめ伝えていたので、理解してもらったうえで働けていました。


■地域のなかで顔の見える関係

ーー地元・十和田に強いこだわりがあったのですか?

村岡さん:上京するタイミングでも、たぶん戻るんだろうなというざっくりとした思いはありました。毎年お盆や正月で帰ってきて遊んでたりすると、自分はこっちの方が合うのだとだんだんわかってきて。東京で圧倒的多数のなかの誰かわからない一人よりも、地元の顔が見える暮らしのなかで「この人」という一人になりたかったというのがあって、僕はそっちの方が好きです。十和田だと自分たちが活躍できるし、自分たちの手で楽しみやイベントをつくって暮らしを豊かにできます。この場所にいるだけで、自分だけでなく家族や周りの人たちにも喜びが浸透していくのですごしやすいです。


■地域との関係を自分からつくる

ーー実際に戻ってきた当初、周りの反応はどんな感じでしたか?

村岡さん:IT関係の移住者としては注目されていたけれど、最初の頃は家の中で淡々と仕事をしていてたので、周りからは「この人何やっているんだろう」と思われていました(笑)。地域の人にもアプローチしていかなくてはと、初年に「村岡塾」を始めてIT関係や起業・創業に関しての相談ができる場にしたところ、ちょっとずつ広まって色々な人と知り合うことができました。

2年目に「second.(セカンド)」を借り、地域の人との対話ができる場としてノージャンルで楽しく飲みながら会話できる「LT会」を開催しています。「何やっているかわからない」から「なんかおもしろそうなことやっているぞ」に変わったのはそこからですね。second.を始めた理由も、自分たちが楽しいと思うことを世の中に発信する場所をつくろうというのがあるので、市の中心街の見えるところでおもしろいことをしていたら徐々に広まっていきました。現在は「third.(サード)」も運用しており、大人数を集めらるイベント会場としても活用しています。

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second.でのイベントの様子。みんな笑顔でめちゃめちゃ楽しそう!!


■楽しい×継続=新たな文化

ーーどのようにして周りの人たちを巻き込んでいるのですか?

村岡さん:一番簡単なことだと思っていて、自分たちが楽しいことしかやっていません。自分たち2~3人全員が楽しいと思えることを内側から始めれば、「こんな楽しいことやっているんだよ」「ちょっと遊びに来ない?」と周りの人たちに対しても自然に声をかけるようになります。もう一つ大事にしているのは、継続すること、1回で終わらないことです。楽しかったら何回もやりますよね?楽しいことをベースに何回もできることを考えて、最初は多少つらくても人が集まってくると絶対楽しくなるので最低限5回くらいは絶対にやろうと決めています。

LT会も毎月定期的に開催しているので、今回都合が悪い人に対しても次の機会に来てくださいと言えるのが継続のいいところです。今までにおおよそ300人の方が参加してくれるイベントに成長しました。楽しいの影響で継続するからこそ新たな文化が生まれるのが、めちゃくちゃやりがいに感じます。

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third.でのイベントの様子。インタビューもここで行いましたが、とてもオシャレな空間でした!!


■楽しいが指し示す方向へ

ーー最後に、読者へ一言お願いします!

村岡さん:仕事をするにしても団体で活動にするにしても、自分が楽しいと思えることをやってほしいですね。目先を考えると楽しくないことも、そういうときは長期的に自分の人生の1年後、多くて3年後を見据えてどういう自分になっていたいのかを想像し、今やっていることがそこに向かっているかどうかでいいと思います。100%向かっている人なんていない。ちょっとでも向かっていれば正しい、ちょっとでも自分のプラスになっていればやる価値があると思います。向かっている方向さえ合っていれば、そんな重く考えずにやっていった方がもっとおもしろくなると思います!

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■10000人会議メンバーの感想

誰かのためや地域のためではなく、まずは自分自身が楽しいと思えることを継続的にやっていきたいです。楽しいの輪がだんだん周りに広がっていけば自然と地域も元気になるし、何より自分のやりがいにもつながってwin-winな関係が築けると思いました。1回やってダメだったからやめるのではなく自分の楽しいに自信を持って周りを巻き込んでいくことが、新たなつながりを紡ぎ、新たな文化を生み出すきっかけになると思います!

村岡さん、ありがとうございました!


■最後に

ここまで記事を読んでくださりありがとうございました!この記事が面白かったと思う方、この活動を応援するよという方はぜひ「いいね」や「シェア」お願いします!
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