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BG2, ToB, 第8章、ヴォロの草稿2、ケルドーンとヴァリガーについて

<1の続き。酒場にいた著述家のヴォロが、主人公のPTメンバーについてまとめた所を聞かせてくれる>

ケルドーンについて:
「フェイルーンの地を歩くレディエント・ハート騎士団の団員中、最強にして最も敬うべき百戦錬磨のケルドーンが善のために成し遂げた行いの数々は、彼が世を去ったあとでも長く人々の記憶にあるだろう。彼以上の献身をもってトーム(自己犠牲と忠誠の神)に仕えた者は誰ひとりいない…彼の名誉を称える銅像がアスカトラで建造中であるのももっともなことである」
ケルドーン
「銅像だって?!まさかそんな馬鹿なことが?私はとてもそんな称賛に値する者ではない。もう行こう、<主人公の名前>…この作家には夢想を語らせておくとしよう」
ヴァリガーについて:
「アスカトラの悪名高きコーサラ一族の最後の末裔は、その死霊をあやつる祖先をも凌ぐ莫大な感銘を世に与えた。渋面のヴァリガーのレンジャーとしての功業が、最も古い伝説の中でのみ語られる偉業と同じ類いのものであることは否定し難い。このレンジャーは自分一個の力で、呪われたものとしか見なされてこなかったその血統を、アムンで最も尊敬される名のものに変えるかもしれない」
ヴァリガー
「俺の名前をまったく出さないでいてくれた方がありがたいんだがね、作家さん。聞いてくれるとは思えないが。あんたらみたいな噂好きは決して聞きゃしないんだ」

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