見出し画像

雑なコンポスト④コンポストは雑でも成功、だけどこれははじめの1歩に過ぎない

ドライフラワーとエコの店開店の準備に奔走しているトシエです。

コンポストを始めて3週間が経ちました。なんと、この三日坊主で面倒臭がり屋の私が3週間も続けられています!

家のコンポストは、キッチンに蓋付きの容器を置いてそこに生ごみを入れ、2 、3日おきに庭の決まったスペースに埋めています。

画像1

ここはもともと子供が小さい時、お砂場として使っていた場所ですが、砂は遊びながら全部どこかに行ってしまい、土だけが残っているこの場所を、我が家のコンポストとしました。

左半分に葉っぱや茎などが乗っかっていますが、仕事で出た植物のゴミをそのまま乗っけて堆肥化を狙っています。時間はかかると思いますが、面倒な事できませんので。

このスペースに六箇所ぐらい順番に穴を掘り、ゴミを埋めていくのですが、最初にゴミを埋めた穴に戻るときにはほぼ生ごみは土に帰っている、と言うペースをつかんだところです。

ほぼ土に帰っている、と言うのはいくつか分解に時間がかかるものもあるからです。こちらが掘り出した写真です。


画像2


出てきたものは、上から卵の殻、フライパンの油を拭き取った新聞紙、土の中で成長したもやしです。根っ子も生えています。こういう予想外の出来事がちょっと楽しかったりもします(^^)

臭いに関しては、上から土をかぶせれば全く臭いません!

虫の発生に関しては、毎回出会うのは、コバエ1〜2匹と、数える程度のダンゴムシ、そしてよく見ると、小さな小さな蟻が結構たくさんいました。

コバエが増えてくること、植物のゴミを置いたのでダンゴムシが大発生することとを少し心配していたのですが、3週間経った今も増える事はありませんでした。

土は庭の土そのまま、全く普通の土に埋めています。基本的に生き物は全て土に帰るはずと言う考えからです。途中で腐葉土を少し混ぜ込んでみました。分解を早めるためです。
入れないよりは効果があるのではと期待しています。

ゴミを埋める際に、野菜の皮などを切り刻まなければいけないとよく聞きますが、私は面倒なのでやっていません(^^;
穴を掘って生ごみを入れ、そこに少し土を加えて大きなシャベルでざくざくと叩き切りながら土と混ぜています。
この間などは、カニの殻までそんな方法で砕きました(雑!)

カニの殻や、卵の殻など硬いものは入れないほうがいいと言う意見もありますが、長い時間をかけていつかは土に帰るはずです。それに、カルシウムは土の栄養としてとても良いらしく、良い堆肥ができるそうです。

このように我が家では、無事にコンポストを続けることができ、週2回捨てていたゴミは週一回で済むようになり、また重さも軽いので捨てに行くのがとても楽になりました。

食べたものや使ったものの残骸を土に返すことで、自分が生命の循環の一部であることを実感出来て満足しています。

けれどもコンポストは意識の高い人だけが個人でやるものとは思っていません。また、集合住宅であったりとか庭がなかったりとか、なかなかやるのが難しい人もいると思います。

それに、できた堆肥を生命の循環の中に返してこそ、本当の意味があると思います。
作物を育てたり、空気をきれいにしてくれる木育てたり。
このまま地球を消費し続けると資源は枯渇し、ゴミで溢れます。

つまりコンポストは自治体レベルでコンポストゴミを回収し、できた堆肥で植物を育てなければ地球規模で考えるとペースが遅すぎ、残念ながら個人の努力では間に合わない、つまりサステナブルにはならないのです。

フィリピン、マニラのポトレロ区と言う地域ではゼロウェイスト実験区域として、ゴミの分別を〔コンポスト〕〔リサイクル〕そして段階措置として〔リサイクルできないゴミ〕に分けて回収し、地域のごみ処理費用は70,000,000ペソから12,000,000ペソ、つまり以前の2割以下に減ったそうです。

ゼロウェイストは、環境面だけでなく経済面にも多大なメリットがあることがわかっています。

自治体が自ら動かなければ、私たちが行動し働きかけていくしかありません。
私がコンポストを始めたのは、まずは自分がやってみると言うはじめの1歩だったのです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
少しでも関心を持っていただけたらいいなと思います。環境のために何かしなければと思っていただけたら、さらにうれしいです!

今後も発信を続けていきたいと思いますので、「スキ」で応援していただけたら心強いです(^^)
Twitterでのシェアも大歓迎です!










この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?