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「自分のタグ」なんてないよ><と思っている全ての人に読んでほしい『転職2.0』

万年、「私って、いったい何ができるんだろう症候群」を患っています

日系企業の総合職として働いて、早10年以上(10余年の中での転職経験あり)。これといったSpecificな分野があるわけではなく、振り返ってみると、ともすると「会社に言われたことをやって、それなりに成果を出してきただけ」感も否めない。

1年に1度、自分のキャリアの棚卸をして、職務経歴書を更新することにしているのだが、いざ書きかけの職務経歴書を目の前にすると、「あれ、結局私って、何ができるんだっけ?」って頭を抱えてしまう。

そんな、「私って、いったい何ができるんだろう症候群」を患うキャリア迷子への指南書

きっかけは、荒木博行さんのbook cafeで、本書著者でありLinkedIn日本代表である村上臣さんが対談されていたのを聞いたのがきっかけだった。

対談内で、本書の巻末に「タグ分類表」なるものが収録されていることを知り、「これは」と思って書店に買いに走った次第。
☟荒木さんと村上さんの対談はこちら。

「タグ分類表」には、大きく分けて5つの分類がある。
ポジションに基づくタグ
スキルに基づくタグ
業種に紐づくタグ
経験に紐づくタグ
コンピテンシーに紐づくタグ

それぞれに紹介されている例を眺めてみると「タグって、そんなに大それたものではなくてもいいのか!」という気付きがあった。別に、「何かで大きな数字を残した」、とか「○○の分野については絶大な信頼と実績がある」とかでなくてもいいのだ。

私の場合、上記5分類に基づいてタグをつけてみるとこんな感じになる。

①ポジション(経営企画・経理・海外子会社管理)
②スキル(簿記・英語・タイ語)
③業種(建設業)
④経験(海外駐在・一般職→総合職への職務転換)
⑤コンピテンシー(異文化理解・規律性・プロフィット・主体性・成長意欲・情報収集など…⑤は一番多いので挙げ始めるとキリがない)

こうやって、書籍に紹介されているものからピックアップしてみただけでも、「なんだ、自分にも「タグ」あるじゃん」と思うことが出来て、少し安心する。

要は、このタグをどのように職務経歴書に落とし込んで、(また転職活動するときには)企業にプレゼンするか、というところなのだな、と。

というわけで、私は未だ転職活動をする予定はないが、「自分って何ができるんだっけ?」と思っていた時期にちょうどいい本に出合うことが出来た。
もし、「私には何もない」と思っている人がいたら、是非『転職2.0』のご一読をお勧めしたい。


次の書籍代に充てさせていただきます。ありがとうございます。