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たんたん…めん

現代では、知らない日本人は居ないと思われる、担々麵。暑い時期にも、寒い時でも、なぜか食べたくなりませんか。

この担々麺、いや、担々麺っぽいものは、意外と簡単に作ることができます。ではレシピを…と、その前に、この不思議な響き「たんたん」とは、いったい何のことなのか、調べたこと、ありますか。

「担」という字は、「かつぐ」という意味です。担々麺は、本場四川において、天秤棒で売り歩く麺が、発祥なんだとか。その場で、熱々の辛い麺をサッと出す、ということで、人気のファストフードだったそうです。なるほど、天秤棒で担ぐから、担々麺。そして、当然「汁なし」です。天秤棒では、スープは持って歩けませんから。私も、元祖の担々麺を見たわけではありませんが…白い熱々の麺に、花椒(ほわじゃお)と辣油で味付けされていた、らしいですよ。想像しただけでも、美味しそう。

そうか。むしろ「汁なし担々麺」が本物なんだから、スープ入りの方が「汁あり担々麺」ですね。

では、そろそろ、私流「坦々…スープ」のレシピを。

材料:一人前
合挽肉…大体50g(常識の範囲で多くても可)
にら…一束くらい(常識の範囲で多くても可)
豆乳または牛乳…200cc
水…150cc
すりごま…大さじ2(常識の範囲で多くても可)

以下、全部「小さじ1」
豆板醤
しょうが(チューブ可)
ニンニク(チューブ可)
みそ
中華スープの素
オイスターソース
砂糖
醤油

にらは、食べやすいサイズに切ります。あんまり細かいと、箸で掴めなくなってイライラします。4-5センチがよろしいかと。

挽肉を炒めます。テフロン加工の鍋があるなら、その鍋で。なければ、フライパンで炒めます。炒めるときに、豆板醤、しょうが、にんにく、を入れます。挽肉の脂が濁らなくなったらOK。

鍋に、豆乳とすりごま以外を入れます。挽肉を鍋で直接炒めた場合は、その鍋に。フライパンで炒めた場合は、挽肉も鍋に移して。沸騰してから2-3分、煮ます。

あとは豆乳とすりごまを鍋に入れ、沸騰したら出来上がり。

麺はどこに行ったのかって?

スープさえできてしまえば、あとは勝手に何でも入れてください。中華麺はもちろん、白滝でも、春雨でも、何なら、野菜をたっぷり炒めて入れて、麵無しでも。

豆乳は、牛乳でもできますけど…豆乳のほうが、シックリくると思います。

あ、そうそう。このレシピ、ちょっと工夫すると、北海道風味噌ラーメンになりますよ。その話は、また今度。

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