EVERYTHING EVERYWHERE ALL AT ONCE

この映画は以前TBSラジオ「たまむすび」で町山智浩さんが「ミシェル・ヨー主演のマルチバースもの」として紹介して以来、「日本で公開未定」ということで残念に思っていたが、先日思いがけず国際線の機内上映で発見し、鑑賞することができた。結果。先日のNOPEを抜いて2022年に私が観た映画暫定No.1に決定。
ちなみに、ニュースによると2023年3月の日本公開がめでたく決定したようなので、ここで詳しいネタバレはそこまで控えて感想を述べようと思う。

まず、これは観る前に分かることだが、このミシェル・ヨーとマルチバースの組み合わせってどう?ここからして既に異彩を放っているじゃないですか。カンフーアクションヒーロー、アジア人、大女優ですよ。しかしその選択には意味があるんです。何も持たない、アジア人の主婦だからこそ、マルチバースの主人公たりえるんです。

そんな訳で、設定から既に最高なんですが、内容がそれに輪をかけて凄い。まず、別のユニバースへのジャンプ方法は、イヤホンのようなものを装着して、「何か変なことをし」、ボタンを押すとジャンプする。これが毎回番うのだが超くだらない(いい意味で)。更に、クライマックスでは(言えないけど)超くだらないシチュエーションがあり、ここで爆笑。

かといって、物語構成はしっかりしており、主人公がマルチバースを行き来することんはちゃんと意味がある。それだけでなく、社会的なメッセージも含まれており、泣かせるシーンもある。もちろん、ミシェル姉さんのカンフーアクションもしっかり。

ということで、行きと帰りで1回ずつ観てしまいました。とにかく最高なので、みなさん来年3月をお楽しみに。

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