ARGYLLE/アーガイル
マシュー・ヴォーン作品を鑑賞するのはややためらわれた。というのも、前作『キングスマン:ファースト・エージェント』があまりはまらなかったので。が、本作はいい!もちろん、ケナそうと思えばいくらでもツッコミどころのある作品ではある。『キングズマン』もそうだが、『オースティン・パワーズ』ほどギャグにふりきってる訳でもない。が、観ていて楽しいならいいじゃないか。ラスト主人公ピンチの場面、若干デウスエクスマキナ入ってる気もするが、気にしない(一応伏線あったよね!)アクションも007オマージュみたいなのとか、背中合わせで銃バンバン(追記:見直したら、背中合わせではなく向いあって密着して撃ってた)もどっかで見た気もするが、気持ちいいからいいじゃないか。なんか、リフトして撃ってるところは、RRRみたいだな。一番いいのは、主人公(小説家)の想像の産物であるイマジナリーキャラが時々現れることで、これ現実?小説の世界?というのが分からなくなってくるし、最後まで観てしまえば、ラストの講演の前までは、彼女の小説の内容だった、という解釈もできる。いいじゃないか。
これは今年観た、はじめての「こういうのでいいんだよ映画」だ。
そういえばこの主人公のおばさんの変貌ぶりがすごいが、演じているブライス・ダラス・ハワードさんは『ジュラシック・ワールド』のお姉さんじゃないですか。そことの違いにもびっくり。
3/19追記。この映画、予告編でダンスシーンにデヴィッド・ボウイの"Let's Dance"が使われてるから、本編でもと期待したら全然出てこなかった。ボウイの曲期待で行った客はどうするんだ。
更に追記:ボウイは使われてなかったが、テーマ曲"Electric Energy"にはボーイ・ジョージが参加していた!久々に見たよ。
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