輿水幸子が好きだ

輿水幸子が大好きだった。この記事はもうこれに尽きる。
何となく始めたデレステで、何となく引いた10連ガシャで出会った輿水幸子。
特別惹かれる理由もないままセンターにして愛でていた。

そして気づけば担当になっていた。

まだデレステを初めて1年と半分ほど。幸子の他にも担当は数人いるが、その中でも幸子は飛び抜けていて、当たり前のように自分の生活の1部になっていた。
なぜこんなにも自分は幸子に魅了されてしまったのか。
幸子の魅力はなんと言っても 「カワイイ」 顔、体格、性格、声、何を見てもどこを見てもとにかくカワイイ。
しかし、可愛い女の子は当然他にもたくさんいる。その中で自分が幸子にどっぷりハマってしまったのはきっと他にもなにか理由があるのだろう。
まだデレステ歴2年未満の新人が何を言っているんだ、と言いたくなるかもしれない。そう言われても反論はできない。自分がまだまだ気づいていないだけでデレステ、デレマスの魅力はあるのだと思う。長く続ければ続けるほどアイドルたちに出会い、魅力に気づき、気づけば背中を押している。そんなコンテンツなのだろう。
その中で自分が見つけた幸子の魅力。

輿水幸子には溢れるほどの自信がある。かと思えば地道な努力も欠かさない。体を張れるプロ意識が、根性がある。(根性という言葉は華奢な女の子には似合わないが)
考えている内に気がついてしまった。

全部自分には無いものだ。と。

あぁ。自分はずっと輿水幸子に憧れていたのだ。
お世辞にも 「カワイイ」 とは言えない顔。脂肪をまとった太い体。低い声。痛いのも辛いのも嫌だし何かを続けるのも苦手だ。そんな自分だから自信など欠片もない。
自分に無いもの全て、幸子は持っていた。あの小さく細い体で。
自分でも気づかないような憧れが、自分を担当にしていたのだ。
憧れとはこんなにも人を狂わせるものなのか。

自分は、輿水幸子の担当であると共に、アイドル輿水幸子のファンだったのだ。