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雑記集

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雑草という名前の草はない。 雑記という名前の記事もない。
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2018年4月の記事一覧

「青沼姓」のルーツについて

「青沼姓」のルーツについて

最近、自分の先祖について知る機会がありました。もうとっくに亡くなってしまっていて、この世にいない人たちです。

僕の苗字は、「青沼」といいます。日本人の苗字としては珍しいといいますか、数が少ない方に入るでしょう。僕は最近まで、親族以外の「青沼さん」と、直接知り合う機会は一度もなく過ごしてきました。ところが先日、ついに出会ったのです、「青沼さん」と!

その「青沼さん」は、大学のドクターコースで

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まちの文具屋さん

まちの文具屋さん

「まちの文具屋さん」とでも呼びたくなる。

そんな文具屋が、まちにある。

毎日を過ごす「まち」にあるが、いちども入ったことがなかった。

そんな文具屋さんに、ふと入ってみた。

特に心に決めた買い物も、重い決意なんてものもなんにもない。

ボールペンが立てて陳列してある。大量である。どれくらい大量かというと、個人では持て余す程度である。

陳列台や棚のあいだをぐるりとまわ

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で、カフェにいる。

で、カフェにいる。

カフェに行く。
で、なんもしない。
もちろん、注文はする。
頼んだ飲み物は、飲む。
それはする。
なんもしないというのは、なんだろう。
自分で言っていて、へんなことばづかいである。

なんもしないなんて、できないではないか。
息をしているし、心臓も動いている。
自律神経系の運動は除く、とかいう前提でもあるんだろうか。
前提があるって、何に対しての前提だろう。
特に課さなくてもよいような前提を、

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こんなものが、あったのか。〜年度はじめの恒例行事〜

こんなものが、あったのか。〜年度はじめの恒例行事〜

最近、僕の職場で、「備品の配置とその有無を確認する」という仕事がありました。僕はこの仕事が嫌いで、やる気のかけらも湧かないのですが、仕事なのでやりました。

どこから手をつけたもんかと、目につくもの手に触れるものを、ゆっくりゆっくり確認していきました。その前日は日曜日で、僕はスケジュールがいっぱいでした。朝から晩まで東京じゅうを東へ西へ南へと駆け回り、疲れていたのです。確認のための備品リストが

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リアクションの鎖

リアクションの鎖

亡くなった者の気持ちを考える、なんて言い表すことがあるようですが、亡くなってしまったら「気」の「持ち主」はいなくなるわけですから、厳密にはおかしな物言いなのかもしれません。誰かが亡くなったあとに起こることは、すべて生きている者のためなのです。この世を去った故人に「気持ち」があるとしたら、どう思うだろうか?と想像したりすることは、ときに生きている者の判断を助けたり、行動の指針となったりすることは事実

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消去法サバイバー

消去法サバイバー

住んでいる町から、北西の方を訪れた。そこに巨大な団地がある。集合住宅がいくつもそびえ、建て売りの個宅が並ぶ。まだ売れていない物件も多い。なんとなく生命感の薄い、新築住宅の袋小路。そんな無機質なコロニーが、ここにはいくつもある。

「用意された生活」「作りつけの生活」そんな言葉が頭をよぎった。このエリアのすぐ近くには、大型のショッピングモールがある。広大な駐車場を備え、広々した通路に貸店舗が軒を

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朝のデスクトップ

朝のデスクトップ

夜って、1日にあったことがごみごみと、頭の中に散らかっているように思うのです。いろんな雑多なものが散らかった部屋の中に埋もれているようです。僕はそこで、飯を食い、場合によっては少しの酒をのんで、まどろんで眠ってしまいます。

朝起きると、散らかっていた雑多なものが整理されています。勝手に捨てられているものもあったりするけれど、だいたいは見えにくいところにしまわれているだけだったりします。そうし

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生きてるだけで、いいか。〜命がけの体得物〜

生きてるだけで、いいか。〜命がけの体得物〜

僕は今、31年間の人生で最も長い期間、体調が悪いです。咳が1ヶ月以上止まらないのです。ずっと、風邪と花粉症のひどいのを引きずっているのだと思い込んでいました。

先日とある公共施設で「長引く咳、本当に風邪ですか?」という三つ折りチラシを見つけました。

「(まさしく僕のことだ!)」

手に取ってみると、「結核」への注意を喚起するチラシでした。中面には高齢者を思わせるイラストが入っていま

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流れろ、元気

流れろ、元気

「気の流れ」に関する本をちびちび読んでいます。

健康や病気に関わるようなことも、「気の流れ」という観点でとらえて考えると説明のつくことが多いようで、読んでいて結構楽しいです。科学や医学でも説明のつくようなことを、「気」と呼んでとらえている部分が少なからずあるようにも理解できます。(僕の誤解でなければ、ですが)

最近、母親を亡くされたばかりの男性の話を聞く機会がありました。その人の母親は

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