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11013の手紙に寄せて

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11013でなければならない理由も、ないのだけれど。
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2018年1月の記事一覧

世迷いごとのオープンソース

世迷いごとのオープンソース

サイン会というものがある。僕は一度も参加したことがない。アイドルとか本の著者とかが、販売促進を目的におこなうものだろう。お客さんは、そのアイドルなり著者なりを独り占めできる一瞬のために、長い時間列に並んで待ち続けたりする。なかなかにご苦労なことだと思う。

この一対一形式をやめて、複数でシェアできる形を導入すると、新たな楽しみが生まれるものがないか、考えてみる。

個別対応形式と聞くとまず

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正解のないパズル

正解のないパズル

学者が知っているのは、過去のことだけ。

とある分野の専門家の本を読んでいたときに、遭遇したことばです。その著者は講演会などに出演すると、高い頻度で聴講者から聞かれるんだそうです。「これから(未来)はどうなるんですか?」と。それに対する答えとして、冒頭の一文を伝えるんだそうです。言われてみれば、過去のことしか知らないのは、学者だけでなく、誰だってそうですよね。

そういう予言や予報のような

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お金に「足」

お金に「足」

「金回りが良い」なんて言い方がありますね。

よくお金を遣い、よくお金が入ってくる状態のことでしょうか。

遣うほどに入ってくるのか、入ってくるほどに遣うのか、カエルが先かオタマジャクシが先かみたいな話になってしまいそうです。

お金は、未来に価値を得る保証といったところでしょうか。持っているだけでは、ただの紙切れもしくは通帳の上に並んだ数字でしかありません。先行投資なんて言いますが、

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好きな人の好きが好き?

好きな人の好きが好き?

好きとか嫌いとかは、別に全部を肯定したり否定したりするもの言いではない。

ただ個人的な嗜好を言っているに過ぎなくて、「好き」とか「嫌い」に責任がついてまわるわけではない。たとえば和菓子屋さんのなかにも、和菓子が好きで好きでしょうがなくてやっている人もいれば、嫌いだけれど仕事としてやっている人もいることと思う。

尊敬したり、憧れたり、単純に好意を寄せている誰かが「好き」といったものが、自

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