Chord Function(コード機能)
ダイアトニックコード
ダイアトニックコードというのは、そのキーのスケールの音をルートとして、3度ずつ積み上げた和音の事でしたね。
今回は、ダイアトニックコードの一つひとつがどんな役割をしているのか、お話しさせて頂きます。
ハ長調のダイアトニックコード
Ⅰmaj7・Ⅱm7・Ⅲm7・Ⅳmaj7・Ⅴ7・Ⅵm7・Ⅶm7b5は、
Cmaj7・Dm7・Em7・Fmaj7・G7・Am7・Bm7b5となります。
トニック
主要三和音 Imaj7・Ⅳmaj7・Ⅴ7
Imaj7、Ⅳmaj7、Ⅴ7の3つを主要三和音といいます。
その中でも一番の主役がトニック!
Imaj7・Ⅰ6(1度の6)がトニックです。
トニックはキーの中心になるコードで、ほとんどの曲はトニックで終わります。
ドミナント
Ⅴ7はドミナントといいます。
ドミナントはトニックに行きたい性質を持ちます。
音楽を語る時によく耳にする「ドミナントモーション」というのは、
ドミナントからトニックへ行きたいエネルギーの事です。
コード進行を分析する場合は、まずドミナントモーションを探します。
ドミナントモーションによって調性がはっきりするからです。
ドミナントモーションについて詳しくはこちら
サブドミナント
さて、サブドミナントの話をしましょう。
サブドミナントはⅣmaj7です。
ハ長調(キーがC)の場合F(Fmaj7)ですね。
実は、サブドミナントは「サブ」というだけあって、なんだかトニックでもないしサブドミナントでもないし・・
トニックは家、ドミナントは学校や会社という風によく例えられます。
でも、いつも家と学校、家と会社を往復するだけじゃつまらない。
たまにはライブにも行きたいし、遊びに行きたいですよね。
まあ、家と学校以外の場所!!
でも、それがないと楽しくないそんな役割なのがサブドミナントです。
その他のダイアトニックコード
主要三和音以外のダイアトニックコードが副三和音です。
この和音はそれぞれ、トニック、ドミナント、サブドミナントの代理を務めることができるのですが、それについてはまた今度お話ししますね。
コードのこと、もっと知りたいって方はこちらをご覧ください。