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そもそも会社ってなんだろう

僕らの身近にある会社について考えてみた

僕らは日々働いているけれど、会社そのものについて考えることがあまりないなと思って考えてみた。会社員として働く人、起業を考えている人も会社について知っておくことでやりたいことが具体的になるかもしれない。

1.成り立ち

会社の起源を見てみると、元々は大航海時代にできた仕組みとなっている。当時はヨーロッパから船で航海して、コショウや金などをアジアやアフリカから持ち込まれて大きな利益を上げていたのだが、とにもかくにもお金のかかる事業だった。しかも船がちゃんと航海から戻ってくる保証はなく、難破したり遭難して行方不明ということが多く発生していた。

そこで船のオーナーだけが出資するのでなく、社会全体からお金を募る仕組みが考え出され、それが株式となる。株式会社とは株式を資本として設立された組織であり、出資者は株式として出したお金以上の損をすることがなく、それが画期的な仕組みとなり以後株式会社は多く設立されていく。

2.日本で最初の会社って??

株式会社という形態ではなかったが、日本で最初の会社は坂本龍馬が設立した「亀山社中」と言われている。出資者からお金を募り、貿易や海運業で出た利益を出資者に分配していたそうで、まさに株式会社の考え方の元に作られている。

ただ、当時は「株式会社」という考え方はなく、もちろん会社についての法律もなかったから、正式な株式会社というには異論もあるようだ。

日本で最初に法律に基づいて設立された株式会社は「日本郵船株式会社」である。現在の三菱財閥グループの中核企業であり、三菱財閥の創始者が海援隊(旧亀山社中)で会計を担当していた岩崎弥太郎というのも興味深い。

3.果たす役割(個人との違い)

会社と個人の違いで大きいのは、まず扱う金額の大きさがあると思う。感覚で言うと、法人取引で100万円が1万円ぐらいの感覚かもしれない。

そして、ここが会社の扱う金額が大きい理由にもなるが、レバレッジがかけられるのも特徴である。同時並行で多くの人間が取引をできるのだ。個人では自分がやるしかないが、会社は多くの人間が会社に利益を生みだすために取引を行う。

さらに突き詰めると、会社の本質は利潤を生み出し続けて存続し続けることにあると思う。事業で生み出された利益を再投資して、さらに事業を拡大して存続していく。個人のお金は生活費や旅行などの遊興費に使われれるので、再投資という概念はない。

4.まとめ

会社を作るとは、利益を上げて存続し続ける活動の場を作ること、とまとめられると考えられる。

日々の生活を超えて、社会や他人に継続して価値を与えるような場を自分で作れれば、それが会社の始まりかもしれない。

価値を与える側になることが、会社の始まりであり事業の始まり。


以上


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