社会人4年目で思うこと

何をしているか

私立理系大学(Dラン)を卒業後、大手外資メーカにサービスエンジニアとして滑り込み入社してしまう。エンジニアとして働くかと思っていたら、部署初のサービス担当でありサービスに関わる全ての業務を担当することに。
以下つらつらと書きなぐり。

・残業はしなければ増えない

当たり前ですが当たり前すぎてみんな分かっていないことだと思う。
まず大前提として激務(残業80~100時間超)は毒でしかなく、心身共に悪影響しかない。
営業のように残業して受注獲得、それが自己の満足やキャリア開発にも繋がるのであれば別だが、エンジニアにとっては文字通り毒でしかない。さっさと帰って資格 or Technical Standard or 理論などを学んだほうがよっぽど将来のキャリアに有用であり、結果的に残業が減る。
ここで、突然すが中学保健体育で学ぶWHOによる健康の定義をおさらいしましょう。

WHO「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」

激務でこの定義を満足できますか、できる人はしてください。大抵の人は満足できないと思います。

残業は、しなければ増えません。残業は、体にとってもキャリアにとっても毒でしかありません。通常業務に支障が出たとしても、残業を減らす仕組み作りに時間を割いたほうが良い結果につながると感じました。もしくは皿まで食べる勢いで残業してください。

・自分が気持ちよく働けると良い仕事(=顧客満足)に繋がる

「良い仕事をしたから顧客が喜んでくれた、やった!私もうれしい!気持ちいい!働くって楽しい!」ではない。
「気持ちよく働いたから、いい仕事ができた!」
私の場合はこっちでした。
つまり、顧客満足度が従業員満足度に繋がるのではなく、従業員満足度が顧客満足度に繋がるということです。
自分がどうすれば気持ちよく働けるのか、一度振り返ってみるのが大事です。そして、それをチームで共有することのほうがもっと大事です。
私の場合は、"残業時間が少なくワークライフバランスが取れている状況において質の高い良い仕事ができている"ということに気づき、
そこで残業時間を減らすための業務プロセス改善に労力をある程度かけたところ、年を経るごとに残業時間が減っているのに対して受注額は毎年増加しています。

・個人知を還元し組織知とすること=チームの成長

協力会社に対して積極的に海外工場から得た知見を還元する、マニュアル化を積極的に進めるなど私の個人知を提供し続けたところ、あれよあれよという間に仕事の手間が減り、より良いサービスを提供するにはどうすればよいか?など一歩先のことを考える時間が確保できました。

外資系企業の特徴として、部署に1 or 2名のスーパー仕事できるパーソンがいて、彼らが組織を牽引していることがままあると思います。そして往々にして彼らは彼らの知識を個人知のまま囲い込んでおり組織知としないことがあります。また単純に人材の流動性も高く、人も知見も定着しません。
外資企業に新卒入社して気づいたのですが、彼らスーパーパーソンは元々日系企業で長年働き転職してきたという方がほとんどで、彼らや大手日系メーカーに就職した大学同期に話を聞くと、日系メーカーは社内教育が私の会社とは比べ物にならないほど充実しており、勉強会などが頻繁に行われているらしいです。
この会社に入ってから勉強会なんて聞いたことがありません。。。
日系メーカー内には組織としての知がかなり蓄積されているようですが、前述の通り外資ではそれがあまりありません。
外資企業に新卒入社する人で、若いうちに海外経験ができるから!という人もいますが、海外経験ができるからと言ってそれが成長できる経験・環境であるとは限りません。

今は英語ができて当たり前の時代なので、まずは日系企業で蓄積された知識を自分のものにして外資企業 or より良い企業へ転職するルートも検討すべきだったなと今は思います。

・私がだれかにしてほしいことは、誰かが私にしてほしいことかもしれない

あなたは組織・上司・システムetcに不満があり改善してほしいと思っているとします。
その不満をあなたの部下・取引先・同僚があなたに対して同様に思っている可能性はありませんか?

私は、上司に対してもっと教育してほしいと思っていました。
協力会社は、私に対してもっと教育してほしいと思っていました。
なので、教育を充実させました。
良い面を見つけて学ぶことは簡単ですが、悪い面から学べる事も同じくらいたくさんあります。

人の振り見て我が振り直せ

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