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【採用担当者向け】インターンシップのつくりかた

こんにちは!
福島県のキャリアコンサルタント、板橋理です。

今週のテーマは、「インターンシップ」。

まさか、採用を担当してるみなさんは
「業界研究コース」
「1day仕事体験」
「座談会コース」
「職場の雰囲気が分かる!」
なんて、ありきたりのメニューをつくっていませんよね(笑)


インターンシップとは

インターンシップとは、
「学生が興味のある企業などで実際に働いたり、訪問したりする職業体験」のことを指します。

一方で企業によっては、
ただの説明会だったり
選考の一環になっていたり
と、取組み方がばらばらであったため、学生さんに分かりづらい内容でした。

それをうけて、経済産業省・文部科学省・厚生労働省による「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方(通称:三省合意)」では取組み内容を4つの分類して、
タイプ1:オープンカンパニー
タイプ2:キャリア教育
タイプ3,4:インターンシップ
として定めました。

dodaキャンパス 
【最新版】インターンシップとは?参加するメリット、種類、応募方法、準備まで解説

そんなインターンシップですが、
「そもそも、何をすればいいのか?」
という採用担当者も多いのではないでしょうか。

※正式には、タイプ3,4をインターンシップと呼びますが、
このnoteの中では、タイプ1~4までを含めて「インターンシップ」を総称します。ご了承ください。

学生さんのニーズを探れ!

まずは、
学生さんが何を知りたいのか?
どんなインターンシップが満足度が高かったのか?
を調べてみましょう!

Q、参加の目的・インターンシップにはどんな目的で参加しましたか?
最も回答が多かったのは、
業界・企業・職種理解を深めるため」で77.6%
「就活の予行練習のため」(51.6%)、
「自己分析を深めるため」(37.2%)

一方で、こんな声もありました。

Q、「参加する必要がないと感じたインターンシップの内容・特徴」
「業界や企業などに関する講義」が最も多い結果。理由は、業界や企業に関する一般的な知識や情報はインターンシップ参加前にリサーチ可能なため、インターシップの場では「ここでしか学べないこと」を求めていることが推察されます。

そして、こんな声も。

Q、インターンシップを通してどんな経験がしたいか
▽リアルな仕事体験をすることで、本選考で面接官に語れるレベルまで業界や企業理解を深めたい。社員の方々と交流し、社風が自分に合っているか確認したい。(理系・女性)

ここから、こんなキーワードが見えてきました

・業界、企業、職種が理解できて
・ネットでは分からない、ここでしか学べないものがあり
・本選考で面接官に語れるレベルまで理解を深めたい

ニーズを満たすコンテンツを用意しろ!

学生さんの知りたいことは分かった。
次は、そのニーズを踏まえてコンテンツにしていきます。

企画力の見せ所です。
自社起点での魅力を盛り込んだコンテンツを作りましょう。
(自社の魅力を正しく、理解していることが前提になりますが、、、)
ポイントは、実際の会社の課題感を盛り込んだ内容にすることが重要です。
そうすることで、そこにしかないコンテンツが出来上がります。

一例をあげると

■ 会社の不良品低減に一緒に取り組んでもらう
企業の課題)製造業、不良品の少なくしたいと感じていた
やったこと)製造工程を見学→実際の不良品を見せる→製造現場の管理に必要な5Mなどをレクチャー→自由な発想で不良品のアイデアを出してもらう

■ インターンシップの企画を作ってもらうインターンシップ
企業の課題)新卒採用に取り組んでいたが、学生さんとの接点が作れない
やったこと)学生を呼んで工場見学→学生さん目線での面白いポイント、難しいところなどありとあらゆる点を洗い出す→それを整理して、分かりやすく伝えるためのインターンシップ企画をつくる

などなど

100社あれば、100社のコンテンツが出来上がります。

採用担当者に必要なのは、
マーケティング視点」と「企画力」
です。

創意工夫を重ねて、少しづつ良いものを作っていきましょう。

おわりに

今週も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます!

インターンシップ企画にお困りの企業さまがいらっしゃれば、ぜひご相談ください。一緒に企画します!

また来週、お会いしましょう!


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