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3/27 今週は乱高下に注意!

あいさつ

兼業トレーダーのBancilです。いつもご覧いただきありがとうございます。投資4年目/テクニカル4割/ファンダ6割/兼業トレーダー/ファンダを勉強中でnoteはアウトプットの場として活用中❕

ファンダメンタルズ

金曜日の値動き


米株指数↗️米金利↘️ドル↗️円↗️ユーロ↘️
ポンド➡️豪ドル↘️ニュージー↘️カナダ↗️原油↗️

株式市場:NYタイムの前半で、ドイツ銀行への不安から売られましたが、深刻では無いので反転し陽線で引けています。週足でも陽線となり、SP500は4000ポイント目前で日足の雲に頭を抑えられています。NASDAQは今週の半ばに年初来高値を更新するも、イエレン財務長官の発言で上髭を付けた陽線で引けています。(週足)

国債市場:国債利回り(金利)は3日連続で国債の買いが続き、3週連続で陰線になりました。金融政策に敏感な2年債利回りは、4.00%を割って確定しています。ただ、依然として逆イールドは続いており、リセッションへの不安は継続しています。

国債2年債利回り(金利) 日足



為替市場:金曜日はドル高円高の1日になり、為替はリスクオフの1日になりました。ドル高円高なのでドルストレートとクロス円は下落し、ドル円はドルより円の方が微妙に買われたので下落しています。クロス円は、円とドルが同じ方向に動いている時は大きく動く傾向にあります。

原油:今週の半ばに1バレル70ドルに乗せましたが、週足は70ドルを割った状態で確定しています。銀行関連の解消がはっきりするまでは、ボラティリティが限定されると思います。



アメリカPMIと要人発言

 金曜日は主要国のPMIが発表され様々な結果に終わっています。注目はアメリカで10ヶ月ぶりの高水準でした。製造業、サービス業どちらも好結果で、特にサービス業は予想50.5に対して結果53.8と、かなりのペースで活動が拡大しています。製造業も前回より回復していますが、活動縮小圏に留まっています。

 PMI以外にも金曜日は3人の地区連銀総裁から発言がありました。3人ともインフレ率については高いとの見方を示しておりタカ派な発言でした。特にブラード総裁は自身のターミナルレートを5.6%に引き上げるなど強気な姿勢を見せています。3人は今年の投票権を持たないし、マーケットが動くことは稀ですが、頭に入れておきたい所です。

見解と考察
 銀行セクターによる問題は、SVB破綻から始まり金融市場に大きな影響を与えました。特にアメリカの政策金利(市場予想)は3月の前半まで550-575を織り込んでいましたが、SVBの破綻後は475-500で利上げ打ち止めを見込んでいます。(銀行破綻がきっかけになった)
 FRBメンバーは年内の利下げを考えておらず、それは3月のFOMCで表明しています。しかし、マーケットは7月以降のFOMCで利下げする事を見込んでおり、FRBメンバーとマーケットの考え方が乖離している事を表しています。個人的にはマーケットが先走ってる感があり、経済指標や要人発言でリスクオフ方向へ戻す可能性があると思っています。

Fed Watch



 今後もアメリカの指標次第になってくると思いますが、金曜日のPMIみたいに強い数字が続けばドル高株安になり、市場の利下げ予想も7月から9月、9月から11月へと変わっていくかもしれません。いずれにせよ、経済指標次第の相場は継続です。



ドイツ銀行不安も…

 ドイツ銀行は自社で発行している劣後債を本来2028年に償還するのを早期償還する事を決定し、ドイツ銀行の株価が一時15%急落しました。本来、劣後債の早期償還は社債で集めたお金を使わなくても運用できる事を示しているため、バランスシートの強さをアピールしていることになります。なので、良い材料なのに今回は売られてしまったのがポイントです。

 理由としては明確になっていませんが、利上げによって、銀行の経営不安が連鎖的に続き、ドイツ銀行がまとにされたと思っています。

 ドイツ銀行も破綻するのか?その心配はする必要もなく、ドイツ銀行の経営に関してはショルツ首相やラガルド総裁は[問題ない]と発言しています。ドイツ銀行は収益性の高い銀行であるため、破綻する事はないでしょう。それにドイツ銀行規模が破綻すれば、今までの銀行とは比にならないぐらいまずいです。

見解と考察
 銀行関連の問題は3週連続で続いていますが、だんだんマーケットが慣れており、リスクオフの巻き戻しが早いという見方ができます。
 今のマーケットは、リセッションが起きて利下げをする展開を望んでいるように見えます。利上げをして1番最初に破綻したのが銀行セクターで、次は製造業や小売業が破綻するかもしれん。他のセクターでも破綻が始まれば、利上げの効果が確認されるので、利下げに向けてFRBメンバーも動きやすくなります。
 リセッションが深刻になれば、株式の初動は下げますが、長期的に見れば押し目買いのチャンスに繋がると思っています。


注目の通貨ペアGBP/USD


保有中ポジション→なし

週足

20SMAとミドルライン、一目の雲で押し目され上昇するも、月足のトレンドラインと、フィボナッチの半値戻しで抑えられています。今週は四半期末と月末、週末が重なるので、今週は安易にポジションを取らない方が無難かと思います。

ポンドドル 週足


日足

BBがエクスパンションしてるので逆張りは禁物です。ただ、大枠で見ると1.190〜1.240のレンジにも見えるんですよね。テクニカルだけで考えると、売りにも買いにも理由付けできてしまうので難しいです。長期的にはドル売りですが、短期的にはドル買いだと思ってます。雲のねじれ部分ですし、どっちに行ってもおかしくありません。

ポンドドル 日足
DXY 日足
黄色のトレンドラインを下にブレイクし
目先の流れはドルやすいになりそうなです。


4時間足

SVBの銀行破綻から上昇トレンド継続中です。4時間足のトレンドラインを下抜いていますが、雲もあるので1.2200でサポートされそうです。雲の中に入ってくるとレンジ推移になりそうです。

ポンドドル 4時間足



※トレンドライン見方
月足→赤色
週足→黄色
日足→水色
4時間足以下→紫色


ひとこと

途中でもお話ししましたが、今週は大荒れが予想されます。イベント云々より四半期末ですし、日本は年度末なので、日本株をやってる方は注意して下さい。土日に色んな通貨ペアを見ましたが、4月に入ってからトレード再開した方が良さそうです。(正直分かりませんww)なのでしばらくノーポジです。

注目の経済指標


26:00→BOEベイリー総裁の発言

それではまた明日(^∇^)

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