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余白を作る

漫画「スーパーの裏でヤニ吸うふたり」の最新刊を読んだ。この作品を最初に目にしたのが、スマートニュースの記事である。記事の中身は忘却したが、昨今のご時世の中で、かなり刺激の強い作品名であるなと感じた。
そしてその日中に既に発売済みの2巻を購入した。読んで、非常に羨ましかった。先ず喫煙という行為は非常に愚かであるということは重々承知である。
数十年前までは安価に買えていたが、現在では高級嗜好品のためわざわざ喫煙を始めるというのは愚か者である。
私自身は17歳にロックというものに出会い、その中で崇拝する後藤正文氏の影響で20歳の誕生日から27歳の誕生日まで楽しもうと考えている。
ヤニ吸うには喫煙あるあるもありつつ、ひょんなことから中年の冴えないサラリーマンとそのサラリーマンの行きつけのスーパーの推しの店員さんが気づかれないように別人に扮するところから、お互いにリスペクトし素敵な関係を育んでいる。
タバコというのは現代に生きる人々からしたら、最も不要なものにあたるのかもしれない。しかし日々何かとせかせか生きる中で、あえて余白を生み出す。無駄を作る。そんな生き方があってもいいかもしれない。もちろん吸わない人に迷惑をかけないことは大事。私に残された時間は数少ないが残りの時間も無駄を生み出していきたいと思う。

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