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調律師のるみ子さん

本当の答えなんかどこにもない
だが先生はいつも問う

次の中から答えよ

この問題
作者に聞きましたか
答えることができましたか

私が小説を書く時は
どうしようもない哀しみや
あるかもしれない救いへの祈り
形にしたら変形できない

だから

私の答えは「蝶々」です
例え正解が「愛」だとしても
誰かのための答えにはならない

なのに

選択肢には

「答えはない」がありません

※※※※※※※

note感想文というお題に
そも感想文とは?
と考え過ぎて
詩になってしまいました。

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