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eat the CURRY

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カレーを食べすぎる話
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#小説

奥多摩~沢井~立川 初冬グルメ小旅行

日に日に気温を下げていき、人々に服を多く着させることで冬が自分の存在感を醸し出している。 この手口は厄介で、日本列島はついに北上してしまい、毎年決まって冬の中に取り込まれてしまう。 暖かい布団の中から出られないのは、目覚めた瞬間に顔だけ寒いことに気づくから。 そんなことを思う土曜日の朝。懸命に布団と一体になろうとしていたところ、先に起きている妻が勢いよく寝室の扉を開け放った。 今日は奥多摩に行く予定だった。 僕が住んでいる山麓も都心より寒い。奥多摩はきっとさらに寒くて、

#カレーカウンター 開放祭

そ~れ!カレー76食目! ハマスタの青星寮カレーのハーフ。前回食べた時より具の多いところに当たった気がする。なお試合は・・ 77食目!! ココイチの海の幸カレー。3口くらい食べた後に慌てて撮影したものがこちら。ココイチはデフォルトでライスの量が多いなあ(250g)。 78食目はchichicaのホタテとトマトのクリームカレー! 僕はトマトが食べられないんだけど、チチカに来ると好き嫌いがなくなる トマトは「トマトとしてトマトが存在しているぎりぎり」まで煮込まれた感じが

カレー68食目、Very Wellのキーマカレー

その日、新潟出張から帰りの電車に揺られる僕は疲れに疲れきっていた。 前夜の23時にラーメンでシメられた胃は重く、朝に何か食べようという気は起きないだけではなかった。誰かが新幹線の切符を間違って取得したのだ。 酒気、眠気、出張の疲労が最高潮に達していて、あとは眠るだけの状態で切符を予約してはならない。 寝る前の僕が余計なことをしてくれたおかげで、翌朝ギリギリ起きた僕に迷惑がかかっている。犯人は僕であるけど僕ではない。 切符を取り直したりしているうちに新幹線が出発する時刻と

初体験、Uber Eats

陸の孤島でおなじみの職場すらもカバーし始めたUber Eatsを初めて使ってみたら、こんな感じだったよ~! ソンチュル君が運んでくれた僕のカレー。 バイクの後ろについたボックスに入れて配達してくれたんだけど、受け取りのときに箱を開けたら容器が完全に縦になっていて大惨事。 ぐちゃぐちゃな袋(画像1枚目)と、悲しそうな顔をしながら少し片言の日本語で「アァ、、アァ、、スマセン、返品シマスカ・・・」と何度も申し訳なさそうに謝ってくるソンチュル君にめちゃくちゃ笑ってしまった。

横浜スタジアムの青星寮カレー

6月28日は仕事帰りに横浜スタジアムへ。結果からいうとホームランが5本も飛び出す最高の観戦試合になった。 この日は雨が降る予報だったけど、なんとか天気も保ってくれた。 僕が唯一ユニフォームを所持している今永投手が先発。 去年に明治神宮で自信なさそうに投げているのを見たのが最後で、今年の気迫溢れる投球はまだ現地で観られていない。 だから、なんとしても観に行かなければならなかった。使命感。 初夏のナイターはまだ明るい中で到着できるのが好きだ。 ちなみにこの写真を撮って席に落ち

清里ROCKのビーフカレー

清里旅行からの帰り道だ。 電車が粛々と身体を家方面に向かわせているが納得いかない。 僕はあのまま清里の地の土に埋まっていたかったのだから。 2日間、じっくりと清里を楽しんだシメにROCKでカレーを食べてきた。 しかもビールを2杯飲んでしまいフライドポテトまで堪能した。 この状態からよく帰るという選択肢を選択することができたと思う。褒められたい。 悔いの残らないように、食べすぎたいという決意ごとすべて胃の中に収めてきた。 カレーは年に1度だけども、やはりROCKのカレーは

立川「chichica」で海老のレモンクリームカレー

水曜日。部長とビール3杯を飲んだ帰りの電車で「chichicaでシメたい欲」が湧き上がってくる。 そうして、そこそこ酩酊していた僕は63回目の #カレーカウンター を回すことになった。 僕の三大欲求は「睡眠欲」「知らない音楽を浴びるように聞きたい欲」そして「chichicaでカレーを味わいたい欲」に分類される。 海老のレモンクリームカレーは期間限定カレーだ。 月初めにも食べたけど、とても美味しく、やっているうちにもう一回食べておきたいと思っていた。でもなかなかタイミン

カレー3連発スペシャル

3連発スペシャルカレー、と一度入力してタイトルを付け直した。 「なんか趣向の違うカレーが、食べた頃合いを見計らって小盛りで3連続で提供されるカレーなのかな!それって素敵だよね。紛うことなくスペシャルだよね。私も食べてみたい。食べてみることで素敵になりたい」 そういった動機でアクセスされると期待外れの記事となる。 だからその可能性を排除した。 だがしかし、2日で3食のカレーを食べし男が、確かに美味しいカレーたちを紹介していこう。 まずは5月31日のランチ。2019年で56

ベトナムからダイレクトにchichica

昨日、ベトナムの出張から無事に帰還した。 しかし、おれは怒っていた。 怒りにより握りしめた拳の圧により、爪が皮膚を切り裂き掌から血を流すといったことにはならなかったが、怒っていた。 むしろ羽田から乗った高速バスでは伊集院光のラジオ番組を聴いて笑うのを耐えていた。 その時間では何かを握りしめる行為はしなかったし、どちらかというとたるみきっていた。 しかし笑いながらも怒っていた。 こんなにも日本にいたいのに! なぜおれは、月イチで往復11時間のフライトを。 そして会議で想定

日本への思い残しカレー

あゝ今夜は、カレーを食べたことと、カレーを食べるまでのどうでもいい話をすごく書きたい気分だ。 ベトナムへ行く前に、思い残したことはないか? ない。全然ない。 では、食べ残したカレーはないか? 自分の胸に手を当て、改めて静寂の中で問うた。 ・・ある!あるぞ。 先月近所にオープンしたカレー屋の床を踏まずして、スプーンを持たずして、そしてカレーを食べずして、成田空港第1ターミナル北ウイングからチェックインできない。日本を3泊4日もお留守にできない。あと食べ残しの日本語の概

三鷹「Blue Bird」でドライカレー

4月に突入し、今年のカレーも37食目。僕はどうやら約3日に1回ペースでカレーを食べているらしい。 これが多いのか少ないのか?どちらでも関係ない。心の中でカレー鍋が煮えているかいないのか。それが重要なことなんだよ。 Twitterで #カレーカウンター を回し続けている。 このハッシュタグは何も生み出さないし、僕を何者にもしてくれないところが最高だ。 今日は休暇で、カレーありきで三鷹まで足を運び、Blue Birdというカフェの風情が強めのカレー屋へ。 三鷹という街は、歩い

2019年のカレー23食目。chichicaの「イカのカレー」

22食目は今日の昼だった。 上司と入った居酒屋ランチで、生姜焼きカレーなるものをオーダー。 イメージしていただきたい。 具のないカレーライスに薄い生姜焼きが乗っていて、右側にキャベツが乗っている・・それを居酒屋クオリティに落とし込んだ味・・そのイメージのまんまの味だ。 「こういう感じのだろうな~!」と想像してオーダーしたら、その通りのものが出てきた。 それはそれで良いんだけど、やっぱり食べたくね?名前見ただけじゃ分かんねーやつを。 そんな中で、家に接続したいカレー屋No

ショートショート

●最近きいている音楽 2019年に入って最も聴いている作品はNORIKIYOの「O.S.D.」だ。 口の悪さがクリアに聞き取れ、中枢神経に直でくるようなラップが最高。韻以上に快感を得られる何かが詰まったアルバムだとおもう。 トラックも巷で流行りの作風とは一線を画していて、それも治安の悪いラップに合っていてかっこいい。 https://youtu.be/Xb8qBmCZ31k ●カレー 友人からお誘いがあり、五反田の「うどん?」という店にいった。今年13食目のカレー。

冬に食べたいもの

カレーへのアクセスが容易になるよう、親指と人差し指のカーブの部分からスプーンが生えそうな今日このごろ。いかがお過ごしでしょうか。 寒いときっていうのは身体がポカポカするものを食べたくなる。 そうすると僕はまず豚汁が頭の中に浮かぶのだが、豚汁専門店というのは聞いたことがない。 なぜならば彼は通常、脇役だからだろう。 彼が食卓の真ん中にいたり、彼だけで一食が成立するというのは、日常の中であまり聞かない話だ。 しかし、食卓にプラスアルファで彼がいると心から溢れる嬉しいうれし