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ルーツを知るということ

昨日は性教育イベントでした。

4人のスピーカーのトップとして
しゃべった中で

「性教育とはルーツを知ること
 お母さん、ぼくどこから生まれてきたの
 という問いにお母さんなりに応えることが性教育」
って言いました。


その講演中に
ぼくが子供のころ一大センセーションを起こした
『ルーツ』
というテレビドラマのことを思いだしました。


で調べてみました。


引用

『ルーツ(Roots)』は、
1977年に制作されその年に放送されたアメリカのドラマ作品です。

平均視聴率は44.9%、1億3,000万人が視たという計算になる、空前のヒット作となりました。

日本でも半年遅れて放送されましたが、
日曜日から8夜連続ゴールデンタイムという集中的な放送で、
平均視聴率23.4%、最終回は28.6%(同)という高視聴率を記録しました。

このドラマでルーツ(roots)という英単語が日本人に広く知れ渡り、一般化していくきっかけともなりました。

原作はアフリカ系アメリカ人作家のアレックス・ヘイリー。
自身の一族の歴史を辿るドキュメンタリーとフィクションをミックスした構成となっています。

ストーリーは西アフリカの小国ガンビアに生まれ、
1767年にアメリカ合衆国に奴隷として連れて来られたヘイリーの6代前にあたる
先祖クンタ・キンテを始祖に、子孫の人間模様が描かれています。

奴隷制下にあったアメリカ合衆国の南部の農園で暮らす黒人奴隷の苦労、葛藤、人間愛が交錯する中、
クンタ・キンテの娘キジー、その息子のチキン・ジョージ、
さらに息子のトム・ハービーとその子供まで5世代が登場します。

クンタ・キンテを始めとする一族が、差別や迫害に遭いながらも誇り高く生きていく様子が描かれています。

最後に、物語の視点は作者の元へ帰ってきます。
作者のアレックス・ヘイリーは幼い頃に、祖母でありクンタ・キンテの曾曾孫にあたる、
シンシアから家族の歴史の話を聞かされていたことを回想します。
その記憶を呼び戻して12年間掛けて執筆したのが『Roots: The Saga of an American Family』であると語り、
ドラマはフィナーレを迎えました。


引用おしまい


ぼくは物語を書いていた時
自分のルーツを調べようとして動く
子どもたちを主人公にした作品をよく書いていました。


出版した本も
ルーツ探しでした。


ルーツを知りたくなった時
人は成長しているって


子どもから学びました。


ぼくは未来の自分が情報をくれて生きていると思っていますが、
その情報の中に
「過去を見て、気づけ」
とか
「過去の自分と仲よくしよう」
って指令が含まれていて
ルーツ探しへと導かれているような気がします。


ルーツを知ろうと子どもは
「何のためにこれをしているんだよ」
「〇〇の仕組みってどうなっているんだろう」
「〇〇ってどうして始まったんだろう」
「そもそも人は何のためにいきているんだろう」
みたいな問いを発します。


このルーツを探っていっていた子ほど
大人になって自分らしく生きています。


ルーツを探ってもいつも見つかるとは限らないけれど
根源的なものを求めるエネルギーが
今の自分であることに覚悟を持たせるんだと思います。


そしてその最たるものは
母親と向き合うことなのかもしれません。

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