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上肢の痛みと痺れのメカニズム
こんにちは!
整体師/パーソナルトレーナーの牛窪逸人です!
本日は、臨床の現場でもよく出会う上肢の痺れとメカニズムについて解説していきます。
よく出会う疾患こそ、原因を知っていることで対応することが容易になります。
現代人はデスクワークやスマートフォンの作業時間が増えて、図のような姿勢をとっている方が増えています。
この状態での、手の作業が増えていることから不定愁訴という状態になっていると予想されます。
手の作業が増えることで、肩への負担も増大します(特に肩甲挙筋)
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肩甲挙筋への負担が増えることで頸部を正しい位置に保持することができなくなってくることで、中斜角筋や前斜角筋への緊張が増大する結果となります。
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そのことで、結果として、上肢の痛みや痺れ感の増大につながると考えられます。
その中では、上位頚椎の回旋や制限を解除することが必要となります。
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上位頚椎の中でも、第2頚椎の横突起が肩甲挙筋により、後方に牽引されると中斜角筋が緊張し、腕神経叢の下神経幹に異常をきたします。同様に第3頚椎が後方に牽引されると前斜角筋が緊張し、上神経幹が影響を受けます。
上肢の痛みや痺れに関しては、上位頚椎の可動性を出していくことや手の作業が多い場合は、そこに対してのケアなどをお伝えすることが症状を改善させる手立ての一つであると考えます。
どのレベルで障害が起きているか、何が原因なのかを施術者がしっかりと理解することが患者様のためになります。
必要のない治療をして、治せない、治らないを作らないようにしていきましょう!
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