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みんな違って、みんな良い。

物心がついた時には、男の子は青色のアイテムを持ち、女の子は赤色やピンク色の持ち物を持つのが“フツウ”という価値観がついていた。

それは親や周りの大人、テレビや絵本などの情報から自然とそうあるべきものだ、と幼い子供の私は学んだんだろう。

特に小学生~中学生くらいの時期は、群れから外れた行動を取ったり、身なりをしている人に対して、疑問や否定的な感情を抱きやすかったように感じる。おそらく、自分の小さな世界で学んだ『犬は四足歩行で歩くのが犬』のような、一般的な知識でしか物事を視ることが出来なかったからだろう。

それが大人になり様々な社会経験を積み、痛みも経験し、子供を産み、子育てに奮闘する今、幾分か多様な価値観、考え方、生き方にフラットに考えられるようになった。

もちろん、自分の大切にしたい価値観や持っておきたいモラルの部分と相反する人に出会ったとき、その人と人間関係を保ちたいかそうでないかは変わってくるが、この人とは価値観が違うんだなぁ。と、昔より俯瞰して捉えられるようになった。

それと同時に、他人や周りから押し付けられる『○○であるべき』『○○じゃないといけない』などの固着した考え方に、異常に違和感を抱くようにもなった。

その理由は、私の場合、息子の母親になったことがきっかけで自分の視野がさらに広がったからだと分析している。

このような視野が広がるきっかけは人それぞれで、海外旅行などで見たことの無い景色や文化と触れ合った時や、心に響く本や映画などの作品を観た時だったりと違いはあると思うけど、不妊治療を経ての出産により、心身共に痛みを伴い息子の母親になったことがきっかけで“受け止める力”が養い、物事への視野が広がったようだ。

【若い頃】

自分と価値観が違う人 → 変なの!仲間ではない!

一般的に“普通”とされることと違っている人や出来 → 何で❓それって普通じゃないね😔

【現在】

自分と価値観が違う人 → そう言う考え方もあるのね~

一般的に“普通”とされることと違っている人や出来 → 感心したり驚いたりはするが、その人の価値観なので気にならない

と、このように今は多様性を受け止められる様になった。

息子にも、なるべく小さく固着した価値観は持って欲しくはないし、世の中には様々な考え方や生き方があり、『みんな違って、みんな良いんだよ。』と言うことを様々な経験を通して伝えていきたい。

社会の流れや、新しいことを取り入れる柔軟性が無ければ、自分の経験した事でしか物事を判断ができない、小さく狭ーい世界になっていく。

頭の硬い理屈っぽいお婆ちゃんにはなりたくないし、お婆ちゃんは発想が若々しいね♪と未来の孫に言われたい。✨

息子だけでなく、私自身も年を重ねると共に、心と身体に柔軟性を持ち、悟りを開くまでにはまだまだほど遠いが、思考をブラッシュアップしていきたいと思う。😊


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