一番近いのは?
あなたの一番近くにあるものは何ですか?
パソコン?テーブル?着ている服ですか?
これ、結構、そして以外に難しい質問でしょう。なぜ難しいと感じるのかというと、「あなた」という、ものが近くにあるべき基準が、どうもはっきりせず曖昧だからではないでしょうか。
別の問い方をするなら、「あなた」はどこにいますか?ですね。そりゃあここにいるに決まってるでしょ。頭おかしいの?とは言わないでくださいね。「当然〇〇だ」と思うところの裏には、検討されていない思い込みが隠れている場合が多いですから。
そのために、実験があるのですね。ですので、今日も懲りずに実験をしてまいりましょう。
1. 「自分」がいる場所に目を向ける
2. そこに何があるか、答える
3. 上の答えは全て答えっぱなしで、流す
4. だいたい答えが出尽くしたあたりで、もう一度「自分はどこにいる?」と問う
5. 1 〜 4 の繰り返し
自分がいる、という(ある意味不思議な)感覚は、自分が空間のある部分に存在するという感覚といっしょにあります。にもかかわらず、ピンポイントで「自分」というものが存在する場所を特定しようとするとき、私たちはそれをすることができません。なぜかって?それは、見て確かめてください。この「自分」というやつ、そもそもどこかに存在するのでしょうか?
この問いにピンときたら、ぜひ実験を。
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