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中国の話3

さて、私が大学で中国語を学んだ時の話。

中国語専攻は42人。こじんまりしていました。

41人は中国語学習未経験者。

1人は、高校で中国語を勉強しており、その時点で北京語言学院へ1ヶ月の短期留学を経験済み。

かなりペラペラでした。

さて、私はと言うと、発音から徹底的に仕込まれました。

でも、英語より苦になりません。

もちろん、発音+声調があるので、最初は戸惑いましたが、今思えば若かった分、吸収が速かった様に感じます。

とは言え、やはり2声と3声の区別と、rの発音が苦手で、nとngの区別は未だについていません💦

まぁ、ぶっちゃけ中国の地方出身者も相当訛っていますし、多少の声調の乱れは話の流れで分かるので、個人的にはあまり気にしなくても大丈夫だと思います。

留学時代には、アナウンサーみたいなキレイな発音だね、と言われてましたが、人間味は無いんだろうな、と思いました。

しかし、喋ると発音は良いけれど、ネイティブには程遠い表現力なので、よく「お前はどこの少数民族だ?」と言われていました。(背が低いからかもしれない)

また話がそれた。

大学では、毎日中国語漬け。

文法は最初、英語と比べつつ教えてもらいました。が、そのうち徐々に比較せず、教科書に沿って進みます。

発音は2・3ケ月もすると、zhi・chi・shiやzi・ci・siの発音もコツを掴んで、スラスラ発音する事ができました。(ただし、rとnとngは全然ダメ)

また、発音表と言う50音表のようなものがあり、全部で405個あるのですが、規則性がある程度あるので、覚えるのにあまり苦労しなかったです。

むしろ、中国語は動詞が変化しないので、英語より簡単に感じました。(ただし、了は本当に分かりません!)

最初の3ケ月はみっちり発音練習。そこから教科書を使って、

我姓王。初次见面,很高兴。

など、初歩的な文章から勉強し、新しい単語と文法の使用方法を習って行きました。

2年になると、原書購読と言う時間があり、これが結構大変でした。

茅盾の林家铺子と言う作品の10ページくらいでしたが、最初は人名なのか何なのか分からず、漢字1文字1文字を辞書で引く。

教授に当てられたら、読んで翻訳した意味を説明する。

これがかなり根気のいる授業でした。

また、時代背景の説明が無いので、文中に日本鬼と言う単語が出てきて初めて、ああ、太平洋戦争あたりの話だと分かったくらいです。

辞書で調べ切れない単語や表現があり、本当に難しかった。

でも、この授業で難しいけれど、やれば出来ると言う自信がつきました。

他にも授業があったはずなのですが、覚えていません。

一応、国際政治比較論とか、言語学概論とか、中国文学史や、論文の前段階になる、地域研究とかやった気がするけれど、あまり覚えていません。

地域研究から卒論、そして選択科目間違いなどは、また今度書きたいと思います。


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