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相手に「察する」を求めない

台湾人彼氏と付き合って4年半のばななです。
国際恋愛、難しいです。
特に難しいのが日本人特有の
「察する」とか「空気を読む」というやつ。

例えば、夜電話をしているとします。
相手が「今日ちょっと疲れてるんだよね…」
と言ったら、
「じゃあ今日はこの辺にしよっか、おやすみ」
と電話を切り上げようと日本人の私は思うんです。

でも、台湾人彼氏にこれは通用しません。
「我今天好累…有點想睡覺…」
と言って帰ってくるのは
「辛苦你了…對了,~~~~~~~~~」
労いの言葉はあっても、
「寝る!」と言わない限り話を続けてきます。

これが当時の私にとってのイライラの原因でした。
”なんでそんなこともわかってくれないのよ!!”
ってずっと思ってました。

幸いにも彼氏は
”嫌な所があったら言ってほしい”
と言ってくれました。

でも、そう簡単に解決しないんです。
嫌な点を伝えたところで、
望む対応が返ってくるとは限らないんです。

そうすると余計イライラするんです。
「OOは嫌って言ったのに全然改善されてないじゃん!」って。

でも相手からしてみれば、改善をしているわけで…
改善したのに文句をつけられるのは
いい気分ではないでしょう。

そんな感じでお互いにイライラすることが多かったです。

でもある時気付いたんです。
どうして欲しいか”を伝えたほうが早くない?と。

もちろん命令するわけじゃありません。
「OOは苦手だから、XXみたいにしてくれるとすっごく嬉しいな☺」
という感じで相手に伝えるようにしました。

※「あーしろ、こーしろ」言うと相手も何だこいつってなるので、
  あくまで「こうだともっと嬉しいの!」と伝えるのが大事!

するとどうでしょう!!!
イライラする確率がすっごく減りました。

問題提起をして相手に解決策を考えさせるよりも、
最初っから嫌な所と嫌な理由、どうしたら嬉しいのかを伝えたほうが
圧倒的に効率が良いんです。

もちろん
「彼氏なんだからそのくらい察してよ!!!」
と思うこともあるかもしれませんが、
育った環境や文化も違う赤の他人が
自分を完璧に理解して欲しい答えを見つけるなんてのは
至難の業です。
テレパシーを使える人なんて滅多にいないんです。

それに自分から歩み寄る努力はしないのに
全て相手のせいにして
「この人は私の事何にもわかってない!!」
なんて思うのは自分勝手だと思います。

お互いが受け入れられる妥協点を見つけるのは
簡単ではないかもしれません。
このコミュニケーションを取る過程では
ついついヒートアップして声を荒げてしまったり、
涙を流してしまうこともありました。

でもそうやってお互いにより良くしていこうと築いた関係は
かけがえのない、尊いものになります。

実際私が今の彼氏と過ごした時間は
家族や友人に比べたらすごく短いものだけど
今の私を誰よりも理解してくれているのは彼です。

国籍や言語なんて関係なくて、
結局2人がどう向き合うかが大切なんだなと
最近しみじみと感じている、ばななでした。

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