樋口婚(切腹婚)のすすめ#17同棲ライフハックと伏線回収
この物語は、バナナがポッドキャストを通じて愛を知り幸せに気がつくノンフィクションストーリーです。
結婚を前提とした同棲は
「付き合う」とは、重みが全く違うものだった。
引っ越しや新しい家具の購入
お互いの金銭負担方法や家事担当
休みの過ごし方、お互いの家族との付き合い方
等など・・・
「生活」に求めることの確認とすり合わせを
常に正面から向き合っていかなければいけない。
ごまかしたり、流されてはいけないけど、
受け入れたり、尊重することも大事。
このミッション、難易度バリ高くね?
けれど皆さまご安心ください。
我らが樋口さんは、それについても
きちんと教科聴を用意して下さっています。
これは結婚式だったけど、
同棲に変えても応用がきく!
例えば、バナナが採用したのは
2人で何かを決めないといけないものは
こだわりが強い方が主導権を握る。
(そもそも項目ごとにリーダーをきめる)
とか
Excelで収支決算表をつくる
(どちらが何をいくら払うか等の)
↑
特にお金は揉める原因になるから、
私の場合は給料をいくらもらっているか、
何にいくら使っているかをお互い表面化して
それに合わせてお互いの生活に無理ないように
かつ、出すお金が平等になるように設計した。
とかとか!
マジで参考になります!!
※ポッドキャスト内でも
樋口さんが言ってくれてるけど
この方法が正しいとか、平等が良いとかじゃなくて
お互いが納得してることが1番大事です(^^)
パートナーの数だけ
色んな正しさの形があると思います。
ただし、
揉めないような準備はできるが
これはお互いが心合わせできてないと、
逆に窮屈になってしまうかもしれない。
Rさんは、揉めたく無い私の気持ちに
全力で共感してくれて
私のリードに積極的についてきてくれて
話し合いも冷静に、優しい気持ちのまま
進んでいけた。
私が安心させてあげるぞ!
なんて思っていたけど
こちらこそ、小さな不安一つなく
この人と生きていきたいと思わせてくれる
安心を貰った。
ちなみにここで言う安心っていうのは
「この先一生安泰」
という安心じゃなくて
「この先何が起きても
正面から向き合い話し合い
共に良い未来に向かっていける」
という意味の安心だ。
そんな安心を積み重ねていった
ある平日のお昼
私は有休消化のため、たまたま仕事を休んでいて、
Rさんとお昼ご飯を食べながらテレビをみていた。
(Rさんは職場が近く、家で昼休憩を過ごしている)
テレビではその日
おそらく日本中が注目していた
一組の夫婦の結婚記者会見が行われていた。
「今日って、結婚するのに良い日なんだって~」
と、私が何気なくRさんに会話を投げた。
「へえ~、そうなんだ~・・・・へえ~・・・」
なんかRさん、そわそわしてる・・・
え、まさか・・・
え??
「バナナちゃん、結婚しようぜ!」
今ーーー!???( ・∇・)
なんか思ってたんと違う!なんで江戸弁!?
そんな「城之内くん、デュエルしようぜ!」
みたいなテンションでプロポーズされるとは
夢にも思ってなかった。(バナナは遊戯王が大好きです)
「え?これ、プロポーズ???」
私の態度で何かを察したRさんは
自分の気持ちを説明してくれた。
「なんか・・今だ!と思って・・・
普段行かない特別な場所じゃなくて
2人で家具もそろえて
2人で生活してるこの場所で
プロポーズしたかったんよ。」
なるほど・・・
人の数だけロマンのカタチがあるんだなあ。
もちろん、私の答えはYES一択だ。
むしろ思ったより早く言ってくれて
ありがとうっていう気持ち。
特別な安堵感につつまれながらお昼を過ごし
仕事に行くRさんを笑顔で見送った私は
手帳を開き、一枚の紙を取り出した。
♪ぱかぱぱっぱぱ~~~ん♪
「すでにしょうにんらんがきにゅうされている
こんいんとどけー!(ドラえもん柄)」
実は「結婚出来なきゃ切腹する」と決めたあの1月
菅田将暉の記事目当てに買った
ゼクシィに挟まっていた婚姻届を引っ張りだし
私のバンドメンバーでもあるマスターの奥さんに
証人になってもらっていたのだ。
~~2021年1月某日~~
バナナ「マスター奥さん!私今年中に結婚するから
証人欄書いて!相手まだおらんけど!」
マスター奥さん「どういうこと!??ww
この婚姻届何でドラえもんww
何で私なんよww」
バナナ「Mちゃんのも書いてあげてたでしょ?
なんか縁起いいから私のも書いて!」
マスター奥さん「そういえばMの証人書いてた時
ちょうどバナナも一緒にいたなあ。
まあ書くのはいいけど・・・
相変わらず変な子やなあ~ww」
~~~~~~~~~~~~
こんな流れで書いてもらい、神様への圧お守りとして、手帳に挟んでいたのだ。
けれど、まさかそのMちゃんの
旦那さんからの紹介で出会うとは。
不思議な縁だなあと思った。
ちなみに、もう一つ
あとで聞いた不思議な話。
Mちゃん旦那さんがふとRさんを思い出し
数年ぶりにいきなり連絡して
Rさんに今パートナーがいないと知り
私を紹介しようと思ってくれたのが
私が切腹婚を決意した、あの1月の出来事だったのだ。
この話をRさんから聞いた時
背筋がぞわっとなったのを覚えている。
樋口さんの言ってた
神への脅し~引き寄せの法則(#6参照)って
マジなのでは・・・と、震えた。
その夜、仕事から戻ったRさんと
入籍日はいつにしようかという話になった。
「家族の顔合わせもあるから、すぐには無理やなあ
でも年内がいいなあ・・・
12月で縁起の良い日にする?」
なんと願ってもない、12月提案!!!
「あ、じゃあ、12月25日はどうかな?
友引だし、良い日っぽいよ!
私クリスマスに入籍って、憧れてたんよなあ~」
「そうなの?僕はとくにこだわりないし、
じゃあそうしよう」
「よっしゃああああああああああ!!!!!!!」
「!?」
急にテンション上がった私にびっくりしている
Rさんに、ついに、ネタばらしをした。
「じつは、かくかくしかじかで、
その期限が12月25日だったの。」
「えーー・・・・・・
すご・・いや、うん、今言ってくれて、良かった。
付き合う時に聞いてたら、さすがに怖いわ。」
何でも受け止めてくれるRさんが
初めて見せた困惑の表情だった。
マジで言わなくて良かった。
「でもバナナちゃんに乗せられたとかの感覚ないし、
僕も心からバナナちゃんと、今結婚したいって思う
タイミングだったから、お互い良かったね。
じゃあ、市役所に婚姻届貰いにいかないとね」
「あ、それなんだけど・・・
じゃじゃーん!もうありまーす★
証人も書いてもらってまーす★
切腹するって決めた時に書いてもらって、
お守りとしてずっと手帳に入れてたんよ~♪」
2021年10月26日 吉日
2回もRさんの困惑の表情を拝めた
忘れられない1日となった。
(続く)