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【Z世代サラリーマンの適応障害体験談⑧】適応障害で生活費が足りない?傷病手当金の受け取りについて

休職中、お金ない

休職するとノーワーク・ノーペイの原則に従い、固定給の支給は停止されます。一般的に人の不安とお金は密接に関わっていますから、精神疾患で休職した僕は給与面でも苦しめられました。

いつもお世話になっている美容師さんに休職した話をすると、
「僕の同僚でも休職した人いましたよ。彼は1週間九州旅行行ってましたね。ぜひゆっくりリフレッシュしてください!」
と言われました。

1人旅も良いなぁと思いましたが、入社2年目の僕にはそんな貯金はありませんでした。
給料も入らないので、カードも使えないです。

傷病手当金について

療養のために仕事に就くことができず、給与が受けられない場合は健康保険より傷病手当金が支給されます。支給額は給与の3分の2程度です。給与に固定残業代が含まれる人は注意してくださいね、ここでいう給与に残業代は含まれません。
傷病手当金の申請は焦って行う必要はありません、休職した月の分の手当金を翌月に申請することになります。僕の場合は人事部から申請書や休職中の給与イメージを記載した資料が届きました。企業によっては見舞金のような制度もありますので、確認してみてください。
給与の3分の2の支給と記載しましたが、各種保険料や税金は通常通り控除されますので手取りはもっと少ないです。
また支給日は明確にわかりません。
休職した翌月に申請書を提出して、処理が終わり振り込まれるのはさらに申請した次の月になります。つまり、実際に傷病手当金が振り込まれるのは休職した月の2〜3ヶ月後です。

休職中のお金の使い方

あなたの手取りが減ることで、生活が難しくなるのであれば考えなければならないですが、休職中は趣味など心が軽くなる活動に使うお金は躊躇しない方が良いと思います。
心療内科や精神薬もタダではありません。もし休職中の人が、精神薬を飲みながら交際や食事、美容、趣味等を節制しているようでしたら症状は改善しづらいでしょう。

僕の場合、友人や恋人との交流は
高くなる居酒屋やディナーは控えて、
家でのご飯会や、公園散歩、カフェなどにしてもらいました。
お金を使わなくても十分楽しい時間を過ごせました。

とはいえ、今後の生活や仕事がわからない状態で貯金を切り崩すことに抵抗がある気持ちもものすごくわかります。
キャリアや働き方について考えることも当然必要になると思っています。

あなたのサポートで僕の活動を応援してください! 適応障害は年々増加傾向にあります。しかし、その病気についてはまだまだ知られていません。症状が改善しても悩んでいる人はたくさんいます。僕は実体験からこの病気について発信し、適応障害に悩む人々の安心できる社会を実現したいです。