最近の記事

レスター(仮)

その時は丁度昼寝をしてたんだ。電話のベルに叩き起こされるまでは。3連休の最終日。夕方5時。 その電話は大学の同期からの電話で、久しぶりに研究室の同期で集まって飲むのかなとか、電話取るまでは思っていた。それとも柏にいるから今から来いっていう、いつだかのめちゃくちゃな電話の続きか。 結果としてはその予想はどちらも大ハズレで、起き抜けの冴えない頭で聞いたその話はタチの悪い冗談みたいで、とても現実事とは思えなかった。 吉良さんが死んだらしい はい? なるほど確かにニュースにもなってる

    • 高校球児には正しい死に場所が必要だという話

      大船渡高校の監督さんの判断は誰も批判できないとも思います。きっと外野が知らない事情も把握した上で、監督さんとしては悩んで決断したのでしょう。松坂大輔が言うように、もし自分が、自分で扱いきれない宝石を任されてしまったら、壊してしまうわけにはいかないと思うんでしょう。確かに県大会全てを総括したら、采配に疑問が残る部分はありますし、首尾一貫しているように見えない部分もあります。ただそれは無責任な評論家の結果論で、現場の当事者が気にするべきことではないのでしょう。 ただ、外野が好き勝

      • そういや僕のヒーローだった

        初めて買ってもらったバットは彼のモデルだった。ブルーとホワイトシルバーのグラデーションのバット。野球を始めた当時はそれが誰のモデルとか知らんかったけど。みんなが褒めてくれるからバット振るのは好きだったと思う。言ってしまえば今の僕の野球好きは彼に責任の一端があると言っていい。プロ野球を見始めた時から彼はずっとスーパースターだった。日本でずっと首位打者だったのも、アメリカでルーキーイヤーにMVP取ったのも、シーズン最多安打記録作ったのも、2009WBCで決勝タイムリー打ったのも、

        • Colors Of The Wind

          君は昨日のことを忘れてしまうかもしれないけれど。君が昨日行ったあの場所は、僕らのとても大好きな場所で、僕らにとって大切な場所です。君は、朝到着した時には怪訝そうな顔をしていて、その顔が慣れるにつれてキラキラした笑顔に変わっていきましたね。その変化が僕にはとても印象的でした。君が昨日見せた不安そうな顔も、遊び疲れた寝顔も、楽しそうな笑顔もあの場所の大切な思い出のひとつになりました。 君は僕らの子どもだから、きっとあの場所を好きになってくれると思います。 君はまた何度でもあの場所

        レスター(仮)

          を見ている宇宙人。

          GWは看病してました。パワプロ2018が捗る捗る。 息子の具合がずっと悪くて、幽閉。元来休日は予定を詰め込む派の自分的には、9連休なのに思うように出掛けられず不満のたまること。イライラして、思うように動かない息子を叱ってしまったり。 それでもGWの最初と最後は、お出掛けが出来て、少し発散。夜勤明けの嫁に無理を言って、野球にも参加できました。やはり自分は前から来るボールを定期的にシバかないと、精神的な安寧が得られないようです。 無理を言った分はお返し。コナンとプラレール。プラレ

          を見ている宇宙人。

          頰の内側を噛む

          純度の高い不快感。悪いことは重なりがち。 順子を切って平和を目指すようなチグハグな対処法。愛情の本質は期待しないことと心得る。 まず間違いなく4月は日本の人口が最大化しているんだけれど、5月になれば落ち着くのは大半が自決しているからなのか。世の中ルーキーには寛容なように見えても、本来は不寛容だ。集団の主たる傾向は無関心で、誰も人のことなんて見ちゃいない。 連休初日の事故渋滞の時みたいに、出鼻をくじかれた気分。代々木八幡で線路に落ちた人には悪いが、不幸な結果を望む。 東海大学前

          頰の内側を噛む

          小世界的には保留です。

          実生活への影響が大きそうなので、詳細は省きますが、ここ最近不愉快なことがありました。自分の好きなものは良き理解者とだけ楽しむべきと改めて分かりました。 入社以来、いくつかの集団に属しては離れを繰り返して感じたこととして、やはり分不相応な付き合いは上手くいかないと常々感じています。 また、子供が生まれてから変わったこととして、自分はより小市民的になりました。世界が自分の力で良くなるなんてことは無いし、もっと言えば自分以外の人間の思考とか信仰なんて自分ではどうにもならないことばか

          小世界的には保留です。

          砂漠とブルーノート

          「学生時代を思い出して、懐かしがるのは構わないが、あの時は良かったな、オアシスだったな、と逃げるようなことは絶対に考えるな。そういう人生を送るなよ。」好きな小説の好きなセリフを引用しました。 先週末に、大学時代にお世話になった教授先生の還暦祝いがあったので参加しました。具体を言えば、「お世話になった」というよりは、「迷惑をかけた」の方が正しかったような気がします。 私の単位を取る為だけに書き上げた目新しさも面白味もないただただ長ったらしいだけの卒論を、よくまあまともに読んで

          砂漠とブルーノート

          orbital period

          28歳になる誕生日に、嫁にイヤホンをねだりました。このアルバムを聴くためというのは後付けの理由だけれども。このイヤホンで最初に聴くアルバムはこのアルバムにしようと自然に思いました。 10年前にこのアルバムを聞いた時は受験生だったなとか、受験もあったから発売してしばらく手を出さずに放置してたなとか、同じクラスの宮内くんがめちゃめちゃいいと勧めてくれて聞いたこととか、リビングで姉と受験勉強しながらきいたなとか、あの時このアルバムを再生していたコンポは自分がいつだか買ってもらったの

          orbital period