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通常の忍者体験を超える『姶良市ミニ忍者講習』の内容について(その3)

【剣術】
 手裏剣体験時に刀の説明・納刀抜刀法の説明。手裏剣・吹き矢とカリキュラムが進んだ後に残り時間で基本的な振り方と横半身のからの振り方・逆手持ちからの振り方(時間範囲内で行うので進行状況により端折る場合もあります)を指導しています。
 剣術道場という訳ではないので、パフォーマンス的な視点・武術的な視点・流派によって刀の持ち方がある事など固定概念に縛られず多面的な視点がある事を指導の重点において教えています。

【忍者体験の新しい価値を作る】
 前世代的な忍者体験と言えば「純粋な武術道場」「時代劇体験」「幼児教育向けの体操」といった感じだったのですが、現在ではそれに「最先端のスポーツ教室」が加わりこの分野がだいぶ社会的価値が上がってきている様にみえます。
 前世代的な忍者体験が苦戦している理由の一端はこの『社会的価値』の低下が原因になっているのではないでしょうか?
 今回のミニ忍者体験ではこの『社会的価値』を上げる為にはどうするか?という事も指導構成のポイントになっています。
 当会で実施したポイントとしては、忍者体験から「科学を学ぶ」「民俗文化を学ぶ」「物を多面的に見る視点を養う」という事をエッセンスとして含めてみました。
 元々「忍術」は『置かれた状況に対して臨機応変に対処する方法』という一面がありますから「忍術」の一面を体験していただくという点でも良い試みだと当会では考えています。

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