【連載】会社で気候変動 勉強会はじめたので No.6

ひょんなことから気候変動に関する会社の勉強会で連載することになりました。その下書きをここに書いてコピペで社内SNSに投稿します。

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最近またこのような報道がされました。

世界の温室ガス削減目標、現状ではパリ協定達成できず 国連が報告書
https://jp.reuters.com/article/climate-un-co2-idJPKBN2HF1KE

まぁ平たく言うと 各国の目標値を足しても、結局 排出量増えてるじゃん!ということです。

なぜ私たちは止められないのでしょうか?不思議ですよね、こう書いている私も自動車を使って通勤し、寒ければ暖房を入れ、アマゾンで輸入品を買ったりします。

こんな例えが思い浮かびました。

・自動車を猛スピードで運転し、目の前に崖が迫っているにもかかわらず自動ブレーキ機能を期待してアクセルを踏み続ける。
 まだ見ぬ技術に期待し、ブレーキをかければいいのにかけられない私たち。

・キンバリーのビッグホール
 ダイヤモンド欲しさに地球に大きな穴をあけた人間。南アフリカ。

画像1

・イソップ「金の卵を産むニワトリ」
 一日一個金の卵を産むニワトリ。男は金の卵ほしさにニワトリを殺してしまったけど中はカラッポだった、というお話。

後世の人類が私たちを見たらどう思うでしょうか。

実は気候変動や今問題となっている海洋プラスチックの問題も1970年~80年代には問題提起されていたようです。

当時の大人がもっとしっかり対策してくれれば、と思いますが、今私たちがその立場ですね。
何らかの行動目標に結び付けていきたいです。

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知識編

最後にIPCCの報告書から知識を1つ。温室効果ガスの結構な量を海洋や森林が吸収してくれます。今は半分が吸収されていますが、今後排出が増えていくとその割合は減っていきます。

海洋と森林

また気候変動と海洋の関係でいうと海面上昇が取り立たされますが実は酸性化も問題です。生態系が変わってしまうことが予想されます。PHが下がっていくんですね。甲殻類に影響がでることが報告されています。こちらはまた別の機会に。(温暖化で日本の海に何が起こるのか 山本智之 ブルーバックス)

IPCC 6次報告書から引用
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/ipcc/ar6/IPCC_AR6_WG1_SPM_JP_20210901.pdf

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